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Aside
……帰って来ない!!
約30分経ったが一向に帰ってくる様子がない。
…よし。あの3人帰らそ。
私はタクシーを呼び、人の居る席に戻った。
＊
「3人さん帰るよ!!」
ほぼ寝ているような様子な3人を起こす。
悠木「えぇ…！飲もうよ！」
「飲みません！帰えります！」
江口「……おはようございます。」
「こんばんは。」
舞「ビールぅ…」
「はいもう飲まない!!!店員さんお会計お願いします!!」
悠木、江口、舞「えぇー!!」
「えぇーじゃないっ！」
店員「あの…お会計で…？」
「はい、お願いします。」
江口「まだ飲みましょうよ〜！」
「あ、無視してください。何円ですか？」
店「いっ、１万…5000円で…」
「1万?!」
店「は…い。」
どんだけ飲んでんだよ…。
「じゃあ2万で。領収書ください。」
店「かしこまりましたっ！」
店員さんは慣れない手つきて作業を始めた。
大学生くらいの子かな…こんな大人になるんじゃないぞ。
店「こっ、こちらお釣りと領収書です！」
「はい、ありがとうございました。」
私はそのままトイレに直行した。
＊
「安元さーん居ますかっ………て。」
安元「か…」
「大丈夫ですか？立てますか？」
安元「………歩けねぇ。」
入口付近で座り込んだ安元さんを発見。
私の支えがあってギリ立てる程である。
ほぼ足に力が入ってないのだろう。
私より身長もある安元さんを支えながら歩くのは正直辛いものである。
「歩きますね。」
安元「………ごめん。」
「………全然。」
私は安元さんを支えながらヨロヨロと外に出た。
………店員さんの目が痛かったが。
外にはもうタクシーが到着していた。
「すみません本当。」
タ「いえいえ………大丈夫ですか？」
安元「あ、……………はい。すいません。」
「安元さん、住所言えますか？」
安元「……………じゅうしょ…？」
「……………すいません運転手さん。ちょっと待っててもらえますか？」
タ「あ、はい。」
安元「…神家さん………？」
「すぐ戻ります。」
私は安元さんと運転手さんにそう言って店に戻った。
「そこの3人、起きろー!!!」
江口「起きてまふ。」
悠木「んあ？」
「はい、帰りましょうね。」
舞「私の家はここでふ。」
「違います。はい立って！」
私は無理やり3人を立たせタクシーに乗せた。
もちろん、タクシーの運転手さんはギョッとしていた。
とりあえず…私の家で寝かすか。
「あの…とりあえず〇〇までお願いします。」
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作者名：糸丸子 | 作成日時：2021年8月19日 9時
