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＊
「買えた?」
「はい。ただ……流石に服屋は閉まってますよね。」
夜だから、とコンビニの入り口まで着いてきて待っててくれたオッパにお礼を言うと、もっと楽に頼んで、と頭を混ぜられた。
買ったのは下着類と、歯磨き、そしてソープ類。
あまり揃えがない中で唯一、見覚えがありすぎるくらいに見て、使ったこともある黒っぽい緑のボトルを一式購入した。
最低限財布を上着のポケットに入れておいてよかった。
「あぁ、流石にね。
ま、テンのを借りればいいよ。
A小柄だけど……アイツの短い丈のやつなら着れないことはないはずだから。」
「あー、俺の服?
全然いいですよ、本当にこないだはごめんねA。」
どうやらジャニオッパに懐いているようで、本題に入るまでに部屋の前で随分長く話し込んでいたが、私に半袖のシャツと短いスウェットパンツが手渡された。
そのまま流れるように私の左足に手を伸ばされたので、どこか既視感を感じながら丁重に大丈夫だとお伝えしておいた。
そんな彼の頬や腕、手にも能力を使ったのか受けたのか、包帯やガーゼが見られたのでどこかしらで誰かしらと戦ったということだろう。
「じゃ、このままシャワー浴びといで。
場所はさっき言ったとこ。
終わったら夜にバタバタしてもしょうがないから今日は行く前に教えた部屋でもう寝な。」
「はいオッパ、テンさんも。
おやすみなさい。」
おやすみ、と2人が手を振り話でもあるのかテンさんの部屋へ入ったのを確認して私は空室になっているシャワールームを使わせてもらうことにした。
そして、使っていいとあてがわれた部屋のベッドの上で携帯端末のトークアプリを開いた。
オッパが能力を使う前より格段に奇麗になった、まだ少しだけ痕の残る太腿を見ながら、能力をその端末に限定して発動させる。
言われた通り私に直接は発動させていないので約束は守っている、問題ない。
理由は1つ。
まだ詳細は分からないが、マーク君もジャニオッパも、端末の位置でヘチャン君に転送だろうか、それを頼んでいた。
ということは彼には何かしらの、端末に干渉できるような能力があるかもしれないのだ。
干渉されたら困るのだ、とても。
開いたのはカイさんのトーク画面。
履歴は皆無、なんかあったら連絡しろ、と言われて交換したきりだ。
『Who are YOU?』
そう送信して、画面を見守る。
1分ほど待って、ついた既読。
返信は短く2文字。
『
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