〈虚の支配者〉 ページ6
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「お待たせしました、モモンガさん」
「む」
約束の時間の二十分前、第六階層にニョッキが到着した。玉座の間ではコートを着ていたはずだが、茶色のジャケットに変わっている。
「装備変えました？」
「ええ。ちょっと動きづらくて」
ニョッキはモモンガの隣で止まり、第六階層守護者達と根源の火精霊の激戦を眺めた。
「私の部屋、残していただいてたようで。ありがとうございます」
「見てきましたか」
「はい。あとロジックにも会えましたよ。少々、忠誠心が強すぎますが」
「あぁ……」
察し方を見るに、モモンガさんも複数のNPCと喋ったのだろうか……とぼんやり推測を並べながら、ニョッキの頭の歯車がゆっくり回る。
この歯車は永遠に回り、手で押さえても止まらない。シルクハットは宙に浮いて巻き込まれないようになっているので安心だがーー
「やっぱ、色々気になりますよね……」
「というと？」
「状況もそうですが、この体とか」
ニョッキが顔の表面を人差し指でコンと叩けば、金属と金属が当たる音が小さく鳴る。
「この顔、きちんと金属なんですよね。不思議と違和感はありませんけど。モモンガさんは？」
「俺も違和感ありません。骨なのに」
得た情報や疑問を話し合っていると、急に纏り付くような熱気が無くなり、根源の火精霊が消えている。
能力を考えれば当たり前だが、守護者が勝ったらしい。
「見事な……。二人とも……素晴らしかったぞ」
「私も途中からだったが、非常にいいものを見せてもらったよ」
言葉遣いに不安を感じながら、モモンガとニョッキは支配者の皮をかぶった。
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サカモトくん(プロフ) - りのくさん» ありがとうございます！苦労する彼らをどうぞお楽しみください！ (2022年1月30日 22時) (
レス) id: 6dedd117b8 (このIDを非表示/違反報告)
りのく(プロフ) - 更新お疲れさまです！ニョッキさんとモモンガさんの苦労はこれからですね（笑）そしてやっぱりニョッキさんの容姿が素敵です。僭越ながら、これからも応援させていただきます！ (2022年1月28日 17時) (レス) @page6 id: b546459b7a (このIDを非表示/違反報告)
サカモトくん(プロフ) - りのくさん» コメントありがとうございます！拙い文章ではございますが、これからもよろしくお願いします！ (2022年1月20日 9時) (レス) @page5 id: 6dedd117b8 (このIDを非表示/違反報告)
りのく(プロフ) - 更新お疲れさまです！ロジックちゃん可愛いですね、これからの活躍がニョッキさんともども楽しみです！どうかご自分のペースで更新を頑張ってくださいませ……！ (2022年1月20日 9時) (レス) id: b546459b7a (このIDを非表示/違反報告)
サカモトくん(プロフ) - りのくさん» 訂正しました！ご報告ありがとうございます (2022年1月19日 9時) (レス) id: 6dedd117b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サカモトくん | 作成日時：2021年10月8日 23時
