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Part110 "因縁" (瑠璃side) ページ21

瑠璃side



「何故生きている、赤井...!!」



ジンは心底驚いているといったような表情をしていた。

まぁ、生きていることを知っていた俺でさえ、今の登場は驚いたからな。



「地獄の底から舞い戻った、とでも言っておこう。」

「チッ...まぁいい。
このままテメェらの思い通りにはさせねェ...!」



ジンはそう言うと、
胸元に隠していた何かのスイッチを押した。


......ゴオオオオオオオ


なんだ...?


何やら不穏な音が聞こえ始め、徐々に大きくなっていく。



「あのお方が捕まった今、もう組織は終わりだが...やられっぱなしは性にあわないんでな。

テメェらもここで海に沈んで貰う!」

「なっ...まさか!?」



遠くの方で大きな爆発音が聞こえた。

どうやら、このアジトに仕掛けておいた爆弾を起爆させ、地下にあるこの場所ごと海に沈める気のようだ。


オイオイ嘘だろ!?

いくらぶっ飛んでいるとはいえ、何してくれてんだよ!?



「瑠璃、彼女を連れて逃げろ。」

「え、赤井さんは!?」

「俺は...ケリをつけてから行く。」



ケリ...

明美さんのことだろうか。



「分かりました、どうかご無事で...!!」

「ハッ...誰1人逃げられると思うなよ...?
テメェら全員皆殺しだ!!」



ジンはそう言うと、どこに仕込んでいたのか、新しい銃をだしてきた。


あいつまだ持ってやがったのか...!!

まだ意識がぼんやりとしてい彼女を抱え、急いで廊下の角に隠れた。



「彼女らには指一本触れさせやしない...!」



赤井さんも銃を構える。


闘いの火蓋が切られた。

Part111 "決着" (瑠璃side)→←Part109 "ピンチ" (弟side)



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やっち(プロフ) - こんにちは!とってもお話良かったですよ。終わってしまいましたが続きが読みたいです (2023年1月4日 17時) (レス) @page26 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 110話に誤字がありました。「ぼんやりとしてい彼女」ではなく、「ぼんやりとしている彼女」です。 (2019年6月12日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こだっく | 作成日時:2018年9月16日 21時

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