大急ぎ!! ページ47
貴「とりあえず…屋根に登って菊ちゃん達のいるところまで行こう。」
ロヴィ君が倉庫の扉からソッと外の様子を見る。
南伊「…よし、いねぇな。行くぞ!」
タタタッと体を低くして駆け出す。
この家は平屋だから、屋根の高さは低い。
南伊「こい、A!」
ロヴィ君が手のひらを組んで、まるでバレーボールをするみたいに構えた。
なるほど…ロヴィ君の手を台にして屋根に飛び乗るんだね。
貴「ありがとう、ロヴィ君!」
タタタッスタンッ
ふぅ…屋根に飛び乗った私は、すぐにロヴィ君に手を差し出す。
貴「んっしょ…」
ロヴィ君を持ち上げて屋根の中心まで歩いた。
流石にSPさん達はここまでこないよね?
日「おや、お二方。」
貴「あれ?菊ちゃん、どうしたの?」
屋根の中心で菊ちゃんと がしゃがみこんでいた。
イヴァンとアーサーもいる。
日「…耳を塞いで離れて下さい!3…2…1…」
とっさに耳を塞いだ。するとイヴァン急に私を前から抱きしめた。
ドガーンッッ
南伊「爆破?!」
イヴァンが盾になってくれたんだ。
貴「イヴァン、大丈夫?」
露「君に傷がつかなくてよかったよ。」
幸い、威力は小さめで、被害はなかった。
貴「あ、穴が!」
日「調べたところ、ここが1番薄い壁だったので…。それよりみなさん、さっきの音でSPさん達が気づいてしまったみたいです…」
南伊「あぁ、その通りだな…。菊!A!穴に入れ!」
滑り込むようにして、菊ちゃんと穴の中に入る。
日「時間がありません…Aさん、私のカバンの中からテープを出してください!」
貴「はい!」
指紋採取に使うんだね。
えっと…これだ!
菊ちゃんは粉を取り出して、モフモフのついた棒で宝物庫のパスワードキーをパタパタした。
あれは…検出刷毛だね。
モフモフに粉をつけて、パタパタすると指紋が目に見えるようになる。
貴「はい、テープ。」
日「ありがとうございます。ええと…パスコードの数字は…1…3…5…8…9…」
菊ちゃんがPCに入力して、キーの組み合わせを考えてる。
日「すみませんAさん、指紋採取しといてください!」
貴「わかった!そっとだよね…」
上では何人かのSPとロヴィ君、アーサー、イヴァンが戦っている。
慎重に…慎重に…
そっと粉のついた指紋をテープに付着させる。
そして、指紋を小さなケースにしまった。
貴「菊ちゃん、出来た!」
ピピピッ
加『皆さん!OKYサーカス団の人たちがもうそこまで来ています!』
えっ!もう?!
19人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カルナ(プロフ) - ぷにもちさん» 私も明日更新しますね! (2016年5月6日 22時) (レス) id: 265914d7c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにもち(プロフ) - カルナさん» いえいえ!大丈夫ですよ♪私も更新完了です!(*^^*) (2016年5月6日 17時) (レス) id: 697ed10232 (このIDを非表示/違反報告)
カルナ(プロフ) - ぷにもちさん» すみません!更新完了しました!おそくなってすみません!! (2016年5月6日 7時) (レス) id: 265914d7c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにもち(プロフ) - カルナさん» わかりましたでおじゃる!! (2016年4月25日 22時) (レス) id: 697ed10232 (このIDを非表示/違反報告)
カルナ(プロフ) - ぷにもちさん» OKです!私は更新が結構遅くなると思います… (2016年4月24日 18時) (レス) id: 265914d7c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷにもち | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/punitaria_
作成日時:2016年3月22日 18時