ネメアーの獅子について詳しくはググってみて下さい! ページ27
真っ暗で人気のないサーカスは何だか不気味…
加「…まぁOKYじゃなくて、幽霊かもしれないけどね…」
貴「ひゃあ!」
急にマシューが後ろから出てきた。
あ〜心臓が飛び跳ねた…
独「おい、静かにしろ。…あ…あそこに誰かいるぞ?」
ルートが指差す方は、少し明りの漏れたテント。
日「…団員さんたちの部屋でしょうか?」
ニャ〜ニャ〜
ん?
鳴き声のする方を見ると、サーカスに出ていた動物たちの檻が。
貴「…何かわかるかな…。ねぇ、私あの動物たちとお話ししてみるよ。」
普「…一応、俺もついていく。」
洪「私もこういうのは慣れてないからAちゃん達と大人しくしておくわ。」
そ〜っと檻へ近づく。
1番手前にはライオンの檻が。
貴「…こんばんは〜…」
「…ん?お、昼間の嬢ちゃんか!お前、俺たちと会話できるんだな?」グルルル
貴「うん。私はAっていうの。貴方は?」
「俺はオルトロス。こっちの妻はエキドナって言うんだ。」
貴「…あ。ネメアーの獅子? 」
普「何だそりゃ?」
洪「あらギル、知らないの?ギリシャ神話よ。確か…ネメアーの谷に住み着いていたライオンが人や家畜を襲うのを見かねて、ヘラクレスという人が倒したという…」
貴「そうそう。それで、その後ゼウスによって魂が星座の1つの《獅子座》になったっていう…」
「…そんなに乱暴ものじゃねぇけどな!俺たちに名前をつけた奴がギリシャ人だからかね。」グルルル
貴「そうなんだ?…じゃあ、この象は?」
あいにく、寝ていた様子なので象とは会話はできない。
「そいつはエレファダス。ギリシャ語で象って意味だ。」グルルル
貴「何ていうか…名前をつけた人、随分楽観的というか…」
「名前をつけた人って…。さっき一緒にいたじゃないか。…ほらそこにいる奴だよ。」グルルル
貴「え…?」
オルトロスさんの目線の先には黒い塊が。
普「どうした?…ん?何だこりゃ…」
ギルが恐る恐る近づく。
そしてじっとそれを見つめると、くるりとこちらを向いてハンドサインをした。
[これ][男][サーカス][動物]
…つまり、この人はサーカスで動物を操っていた男…
洪「何のサインなの?」
貴「えっと…この人はヘラクレスさんだそうです。」
「ねぇ貴方、この人起こしてあげてくれる?もうそろそろ仕事の時間よって。」ニャーン
今度は奥の檻の猫ちゃんが話しかけてきた。
貴「仕事…?こんな真夜中に何の…」
「んん…」
マズイ!ヘラクレスさんが起きる!
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カルナ(プロフ) - ぷにもちさん» 私も明日更新しますね! (2016年5月6日 22時) (レス) id: 265914d7c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにもち(プロフ) - カルナさん» いえいえ!大丈夫ですよ♪私も更新完了です!(*^^*) (2016年5月6日 17時) (レス) id: 697ed10232 (このIDを非表示/違反報告)
カルナ(プロフ) - ぷにもちさん» すみません!更新完了しました!おそくなってすみません!! (2016年5月6日 7時) (レス) id: 265914d7c5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷにもち(プロフ) - カルナさん» わかりましたでおじゃる!! (2016年4月25日 22時) (レス) id: 697ed10232 (このIDを非表示/違反報告)
カルナ(プロフ) - ぷにもちさん» OKです!私は更新が結構遅くなると思います… (2016年4月24日 18時) (レス) id: 265914d7c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぷにもち | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/punitaria_
作成日時:2016年3月22日 18時