ヘタリアマフィアの世界へようこそ～PART 6 (ページ1)

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奥様と見回り！アーサー、ロヴィーノ&トーニョページ1

貴「あ、奥様、アーサーがビニールハウスから出ました！…目をつぶって…こっちにくる…！？」

「急いで気配を消しながら逃げな！」

アーサーが目をつぶって気配を感じ取っているのか、まっすぐ私の方へ歩いてくる。

やややヤバい！

抜き足、差し足、しのび足…

そっと早歩きをして退出！！

パッと後ろを振り向くと、アーサーは不思議そうな顔をしてまたバラの元へ戻っていった。

貴「はぁ…セーフ…」

「何やってるんだい…鈍臭い。まぁこれで、眼帯男は合格だね。気配を察しする力が異常に高い。これは役に立つよ。」

ふぅ…よかった…

貴「では、いまからトーニョとロヴィ君のところへ行ってみますね。」

「バレるんじゃないよ。」

そのまま抜き足、差し足で奥のビニールハウスへと移動！

あ、いたいた。

トーニョが歌いながら作業してる。
ビニールハウスの外まで聞こえてくるよ…

南伊「ちぎぃ！！うっせーよ！トーニョ！」

「どうだい？」

貴「あ、はい。ロヴィ君もトーニョも仲よさそうに作業しています。」

なんだかんだ言ってこの2人って仲良いんだよね～！

「…ロヴィーノは？笑ってるかい？」

ジッとロヴィ君を見てみた。

あ、あの顔は明らかにトーニョをバカにしてる顔だ…

貴「い…いや、笑っては…」

…と思うと、目線を外してぷぷっと笑っているのが見えた。

貴「あ！笑いました…！」

トーニョ、この前はロヴィ君が自分には笑ってくれない～って言ってたけど、きっとトーニョが気づいてないだけでロヴィ君は楽しいんだね。

「…もういいよ。戻っといで。」

貴「えっ！？」

もういいってことは…2人は不合格…？！