.31 ページ35
.
「信虎ァ！見つけたそ！！」
いきなり奥から声がしたかと思うと信虎が逃げ始める。
信虎「お！お！あ！！！ちょっ！」
四方八方Texasの人に囲まれて逃げ場がない状態になった。
信虎について行った私まで真ん中に囲われるようになってしまった。
希也「やはりここでしたか。
裏口はもちろん抑えてあります。逃げ道はありませんよ。そいつが何をしたか知っていますか？」
シンタロウ「あぁ。」
希也「なら話は早い。
そいつを渡してください。」
信虎は自分を盾にするように私のことを守っていてくれているけどきっととても怖いはずだ。
少しでも安心させられるように少し震える信虎の腕をギュッと両手で握った。
またそれに盾になるように全日のみんなが前に出てくれる。
マサ「信虎をどうする気だ？」
希也「当然。タダでは済まないでしょうね？
信虎を庇うなら全日も同罪です。
Texasはあなたがたを全力で潰します。」
全日の方もかかってこいよ！！と挑発にのり、今にこそ喧嘩が始まってしまう雰囲気の中信虎が前に出た。
信虎「おい！おい！もういいんだ！
これ以上全日の皆に迷惑をかけるつもりは無い！」
マサ「信虎！」
信虎「みんな！すまなかった。」
そのままTexasの方に行こうとする信虎の腕をまた掴む。
『やだ、行かないで信虎、行っちゃだめ。』
必死に腕を引こうとするけど信虎は少し笑って私の腕を解こうとする。
『なんで、信虎だめ』
それでも行こうとする信虎に涙がでて、
それを見たお兄ちゃんが
シンタロウ「信虎は渡さねぇ！
…信虎。データよこせ。……早く！」
信虎はポケットから携帯を取り出してそれをお兄ちゃんに渡した。
それを地面においてゴロウが持っていたハンマーで携帯を叩き割った。
信虎「あぁー！！」
『えっ？！』
予想外の行動に周りも声を上げて驚く。
シンタロウ「これで勘弁してくんねぇか。」
チャボ「おいふざけんなよ、そんなことでチャラになると思ってんのか？！」
シンタロウ「こいつには暫くホストはやらせない。」
信虎「え、何言ってんだよ！？」
シンタロウ「お前は黙ってうちで働け。いいな？」
その提案に小さく頷いた信虎。
そしてお兄ちゃんはまた白い人を見て跪き
シンタロウ「すまん。この通りだ。許してくれ。」
と地面に向かって頭を下げた。
それを見た全日のみんなが次々と同じように跪き頭を下げていく。
結局Texasの人達は諦めたのかそのまま帰った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 889人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆな - 素敵な作品でした。続きはあるのでしょうか？ (2022年4月20日 9時) (
レス) @page38 id: 333f181d63 (このIDを非表示/違反報告)
こすけ。(プロフ) - めっちゃ続きが気になります！更新待ってます！ (2020年11月19日 22時) (レス) id: 14e3683cc3 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ - 最後は貴族になるけど、兄のシニアと弟のシンタロウとの戦いが気になる！ (2020年10月1日 15時) (レス) id: 7c80ee1801 (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - うわぁ！すごく続きが気になります！！ (2020年5月19日 0時) (レス) id: 5d7662bc4f (このIDを非表示/違反報告)
ざべす - 続き楽しみです！ (2020年4月20日 23時) (レス) id: c4053671dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yyuu x他1人 | 作成日時：2019年12月19日 21時
