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竜「…お前…」
この制服って確か…
『青竜高校…』
竜「下がっとけ」
竜先輩は私を背中の後ろに隠す
冬木「明日。あのバスケ場にアイツら連れてこいよ。試合しようぜ笑」
目の前の男はそう言って楽しそうに笑う。
竜「はぁ？俺本気でバスケやってる訳じゃねぇし」
冬木「ははっ！笑
おいおい、あの京極兄弟が逃げんのか？
この街の笑いものになんぞ？笑」
『ちょっと、』
そういうのやめたら、という声は竜先輩に止められ出てこない。
冬木「じゃあ明日な笑
あ、あとそこの女も一緒に連れてこいよ〜」
竜「ﾁｯ」
『明日、行くんですか…？』
竜「お前は明日何があっても部活には来んな。」
『なんでですか……』
竜「危ねぇからに決まってんだろ…！！」
『い、いやです！私もいきます！』
竜「なんでくんだよあぶねえっつてんだろ」
竜先輩は私との距離を詰めようとこっちに向かってくる。
それに反して私は後ろに後ずさりするけれどあっという間に詰められる。
後ろは壁。前は竜先輩。
逃げ場がない。
竜「これで逃げれんのか？」
『に、逃げれます！！』
バンッ
竜先輩の横を通っていこうとすると隙間を埋めるように腕が顔スレスレに横に来る。
『ひっ、』
竜先輩が殴った壁からポロポロとペンキが剥がれる音がする。
竜「怖ぇだろ。
明日は危ないから絶対来んな。」
嫌でも男女の差を見せつけられその場に崩れ落ちるしかなかった。
そのまま竜先輩はどこかに行ってしまって、
私はしばらくその場に留まっていた。
『こ、怖かった…』
ぽろぽろと目から涙がこぼれ落ちる。
体が震えないように両手で自分の体を抱きしめる。
あんな竜先輩の顔初めて見た。
本気で怒ってる顔。
竜先輩が殴った手、ほんとに当たってたら
きっと私の顔はペシャンコになっていたはず。
『どうしたらいいの…？』
ただ今の状況を必死に把握することだけが私のできることだった。
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ゆな - 素敵な作品でした。続きはあるのでしょうか？ (2022年4月20日 9時) (
レス) @page38 id: 333f181d63 (このIDを非表示/違反報告)
こすけ。(プロフ) - めっちゃ続きが気になります！更新待ってます！ (2020年11月19日 22時) (レス) id: 14e3683cc3 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ - 最後は貴族になるけど、兄のシニアと弟のシンタロウとの戦いが気になる！ (2020年10月1日 15時) (レス) id: 7c80ee1801 (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - うわぁ！すごく続きが気になります！！ (2020年5月19日 0時) (レス) id: 5d7662bc4f (このIDを非表示/違反報告)
ざべす - 続き楽しみです！ (2020年4月20日 23時) (レス) id: c4053671dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yyuu x他1人 | 作成日時：2019年12月19日 21時
