貴族誕生~PRINCE OF LEGEND~

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学校が終わりいつものように帰路につく。




私は今年高校1年生になったばかり。



3ヶ月前にパパが亡くなってどうなることかと思っていたけど、頼もしい兄のおかげで高校に行くことが出来、それなりに充実した生活を送れている。



中学生の時仲の良かった友人はほとんど
ロイヤルフェニックス学園へと進学してしまいあの可愛い制服だったり落ち着いた生活が少し羨ましくも思うけれど、学校に行けていることに感謝して毎日通っている。




私のお兄ちゃんは社長だけど別に会社が繁盛しているわけでもなく貧乏だけど全日土木のみんなで一緒に夜ご飯をたべたり、ワイワイ騒いだりするのがAは好きだなあって思うの。



なんて考えていたらあっという間に家に着く


まだ屋根のてっぺんが見えたくらいなのに



嗚呼、頑張って頑張って全日
嗚呼、頑張って頑張って土木


という大きな声が聞こえてくる



『もうっ、笑
うるさいなあ笑』



若干の苦笑いも含め今日も変わらない一日に
安心して家につくまでの道のりを走った。

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