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今日は土曜日。
だけど昨日の事のせいで朝から憂鬱な気分だった。
みんなもどこか暗くて少しでも元気が出るようにいつもより丹精込めて作った料理を出した。
信虎「これは格別だなぁ！おい！なぁ！」
うまぁ！と美味しそうな顔をしてご飯をどんどん胃の中に収めていく信虎
信虎「なに辛気くせぇ顔してんだよ早く食べろよ！！」
マサ「しょうがねえだろ、全日がピンチなんだよ」
マサのその発言で私の手が止まった。
やっぱりどうしようもないのかな、
私ずっとここにいたい、
みんなと離れたくない。
心臓がズキズキと傷んで鼻の奥がつんとする。
泣いちゃダメ、泣いちゃダメ。
私よりみんなの方がよっぽど泣きたいはず。
ずっと下を向いて耐えた。
信虎「…あのなぁ、こういう時こそ気合い入れなきゃ意味ねーんだよ、なぁ。あれ！あれやろうぜ！」
頑張って、頑張ってこうだよ！おい！と信虎が腕を叩く。
それをみて皆もこの場の空気も和む。
今まで下を向いていたみんなの顔も上がってきた。
シンタロウ「信虎の言う通りだ。
おぉい、お前ら元気出せ。」
「「「「「「はい…」」」」」」」
歩夢「金が必要ならホストになればいいじゃないすか。
No.1ホストなら１ヶ月で稼げる額っすよ
シニアの弟であるあなたならNo.1になる可能性だってなぁ」
歩夢が信虎の方を見てそう話しかける。
信虎「………あぁ…」
マサ「シンタロウさんはな、先代の思いを継いで働いてんだ。
ホストになんかなる訳ねえだろ！」
それを聞いたお兄ちゃんは深く息を吸い込んだ。
シンタロウ「金とか、No.1とか、そんなものよりも大事なことがある。と俺は思ってる。」
信虎「金より大事なものなんてねぇよ。」
シンタロウ「そうか？
こうやってみんなで飯を食ったりする時間は金じゃ買えない、って思わないか？」
それを聞いた皆は口々にみんなと一緒に居たい、と言葉にした。
そして"お前らはいつも通り働いてくれればいい"と口にしたお兄ちゃん。
兄弟だから分かる。
きっとお兄ちゃんはとても辛い。
だからこそ零れそうな涙に気付かれないようにいつまでも下を向いていた。
私はきっと顔を上げたとしても皆に何も言えない。
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ゆな - 素敵な作品でした。続きはあるのでしょうか？ (2022年4月20日 9時) (
レス) @page38 id: 333f181d63 (このIDを非表示/違反報告)
こすけ。(プロフ) - めっちゃ続きが気になります！更新待ってます！ (2020年11月19日 22時) (レス) id: 14e3683cc3 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ - 最後は貴族になるけど、兄のシニアと弟のシンタロウとの戦いが気になる！ (2020年10月1日 15時) (レス) id: 7c80ee1801 (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - うわぁ！すごく続きが気になります！！ (2020年5月19日 0時) (レス) id: 5d7662bc4f (このIDを非表示/違反報告)
ざべす - 続き楽しみです！ (2020年4月20日 23時) (レス) id: c4053671dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yyuu x他1人 | 作成日時：2019年12月19日 21時
