ぎこちない空気〜琴美 ページ40
.
「ちゃんと家帰ったら消毒しろよ。」
「・・ｳﾝ。」
血も止まって
やっと泣き止んだあたしの隣に
亮ちゃんはドスンと腰掛けた。
「・・・・。」
「・・・・。」
久しぶりのふたりっきり。
なんとなく気まずい雰囲気が流れる。
「亮ちゃん・・。」
「ん？」
「なんでこんなとこいるの？」
「あぁ・・。」
「母ちゃんが醤油切らしたから買ってこいって・・。」
「そっか・・。」
「・・うん。」
ぎこちない会話の中
亮ちゃんは
意味もなくコンビニの袋をガサガサしてる。
「亮ちゃん・・。」
「んー？」
「隣町の高校受けるんだってね。」
あたしの問いに
亮ちゃんは
コンビニの袋を覗き込んでいた瞳をあげて
「あぁ・・」
「うん。」
そういって頷くと
また袋に視線を落とす。
でもその後
深いため息をついて・・
「向こうの学校の野球部の監督から誘われてさ。」
「父ちゃんが妙に乗り気になっちゃって・・。」
「そうなんだ・・。」
「・・う・・ん。」
それから亮ちゃんが黙りこんでしまったから
あたしも言うことがなくなって
なんとなく
自分の膝小僧を気にするふりして
いじってた。
.
前を見つめて
何か考えてる亮ちゃん。
...何、考えてるのかな。
小さい頃は
言わなくても
お互いの考えてることが
すぐにわかった。
でも
今は
・・全然わからない。
.
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さっちゃん - 楽しみに待ってます（＾∇＾） (2014年4月18日 6時) (
レス) id: 0fe813b85e (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - とりあえずすっきりした気持ちではありますが、続きはすっごく読みたいです（笑）何章でもお供させていただきます＼(^o^)／ (2014年4月17日 20時) (レス) id: c1415a3808 (このIDを非表示/違反報告)
さとこ(cocoro)(プロフ) - 気長にお待ちしてますね(*´ω｀*) (2014年4月17日 18時) (レス) id: 80d6fc02d0 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 待ってます。(*^^*) (2014年4月17日 18時) (レス) id: 9b7f90ea80 (このIDを非表示/違反報告)
ささら(プロフ) - 楽しみに待っています^_^ (2014年4月17日 5時) (レス) id: d52f03b57f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sigasiga
| 作成日時：2014年1月8日 12時
