恋人未満の恋人【桃】season7

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それは翌日に起こった。

「ごめんっ、さとみ！お父さんとお母さんの結婚記念日の日出来なくなった」

出来なくなったってのは……。

「……俺らのがやれなくなるってこと？」

「そう」

突然どうした。

「丁度ジェルくんとは別の方の従兄弟が来ることになって」

つまり俺とは面識ない方か。

「小学生の男の子でね」

待て待て待て。

「何年？」

「えーと……3年生だったかな」

10歳前後ってことならまぁ……大丈夫か。

「私が2日ほど預かることになって」

待て、お前それ了承したんかい。

「私は大丈夫ーって、まぁあっちはいつでも出来るし」

クソッ、出来なくなるなら昨日荒療治ついでに揉んどきゃよかった。

出来ると思ってたから我慢も出来たのに……。

「お前、俺の本能甘く見んなよ」

「は？」

それに相手は子供と言えど男。

遺伝子が近くてもこいつはこれだけの美少女。

ときめかない男がほぼいないくらいのやつだ。

「お前用心だけはしろよ？」

「たかが小学生になにを用心しろと」

こいつには同年代男子だけじゃなく年下男子にも注意しろと言いたくなる。

「まぁお風呂くらいは一緒だけど」

「俺とは1回くらいしかないのに！？」

「あ、去年一緒に入ったの？」

あー、こいつ大丈夫なのか？

そんなことを思いつつ俺は人差し指で胸をつつく。

プニプニとつつくとAに冷たい目で見られる。

「人の胸つついてなにしてんの」

「いや、子供であれど他の男にお前の胸を見せんのも触られんのもやだなーって」

「子供じゃないんだからそれくらい我慢しなさい」

逆に子供のように諭された。

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