3話 ページ3
入った部屋は先ほどと同じような部屋だったが、違うところがいくつかあった。その中でもとりわけ、入ってすぐ、目線の先。そこに見知らぬ人の後ろ姿があった。
(……誰だろう)
入口でそのまま立ち尽くしていると、見知らぬ人はコンピュータらしき機械の側面からカードを引き抜く。そして、振り返った顔は案外幼かった。どうやら、あまり年の変わらない少女のようだ。
「……あなたも、これいるでしょ？」
少女はレイが部屋に入ってきていたことには気がついていたようで、レイの姿を見ても驚くなどの反応は示さなかった。
レイに今しがたコンピュータから取り出したカードを見せると、コンピュータの前からよけた。そのまま壁際で黙りこみ、静かにレイの様子を見ている。
レイは少し居心地の悪さを感じながらもコンピュータの前に立った。しかし、さっきはついていたはずのコンピュータは動かない。それは電源ボタンを押しても同じだ。
レイは少女に目を向けたが、少女は首を傾げるだけで何も言ってはくれない。レイは何とかならないか、とテーブルの周りを探ることにした。そして、壁の一部が鏡になっているのを見つける。
(ここだけ、鏡になってる……)
ぼんやりと自分の姿を見つめ、さらに確かめるように一歩鏡に近づく。すると、背後でコンピュータが立ち上がる起動音が聞こえた。レイは振り返ると、コンピュータの前に向かう。少女はその様子を無言でじっと見つめていた。
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暇人9号(プロフ) - リア.........。オリキャラと同じじゃん。 (2020年12月20日 13時) (
レス) id: 2a2b2b394e (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - リアさん» 派手さがますのでアタシはオススメしませんけどね…… (2019年12月8日 18時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
日向クロ - 「ベースデザインを設定」で背景は変更できますよ。 (2019年5月25日 19時) (レス) id: 1e8f4916fe (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - 日向クロさん» 初めまして、コメントありがとうございます！この小説を読んで下さり、ありがとうございます。背景の色、ですか…実はあまり占ツクの使い方分かってないのです(汗)なるほど、背景の色を変えれるのですね！色々試してみますね、ありがとうございました！ (2019年4月27日 9時) (レス) id: aa65f53a7e (このIDを非表示/違反報告)
日向クロ - 初めまして。とても面白いお話ですね！ところで、背景の色を変えたりはしないのですか？それやると面白さが上がると思いますよ！ (2019年4月21日 18時) (レス) id: eebf1123f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リア | 作成日時：2018年8月4日 21時
