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私の過去 ページ12

夢主side

私はクズの親のもとで産まれた。

家庭内暴力は当たり前だった。

いつも親にビクビクしてた。

そんななか、私が七歳の時に弟が産まれた。

天使のように可愛い子だった。

親はろくに世話もしなかった。だから私は必死にその子の世話をした。
まだ慣れなく、何度も失敗した。
だけども、諦めなかった。

私はその子に名前をつけた。
可哀想だったから。

『君の名前は、(名前2)だ!』

まるで犬を育ててるみたいだってけど、楽しかった。命の重みを感じた。

そして私が10歳の時に母親が死んだ。

悲しくなかった。

そしたら父親が自暴自棄になった。ギャンブルと酒に溺れて借金を沢山作った。

なんだかんだで愛してたんだね、お母さんのこと。

素直になればいいのに。

ーーーーーー
それから数年がたった。

私は13歳になって、(名前2)は6歳になった。

私はどうしても(名前2)に学校に行って欲しかった。幸せになって欲しかった。

気づいたら、父親を〇めていた。
罪悪感などなかった。

しかし、問題はこれからだった。

父親の借金取りが毎晩やってきた。
私は弟を必死に庇った。
この子は、私の命より大事なもの。

時には他人に体を売ることもあった。
とても気持ちが悪かったが、(名前2)の為に頑張った。

だけど、もう限界だった。

いつしか泣く方法さえも忘れていた。

13歳にはとても辛かった。
学校に1回も行ったことのない私に何ができるのだろうか。

いつの間にか、心の中は焦りでいっぱいだった。

もう、この世から消えてしまおう。
神様、私はよくやりました。
頑張りました。
だから、私に幸せをください。

1度でいいから学校の友達と一緒に笑いあってみたかった。

1度でいいから家族で仲良く食事をしたかった。

ポロポロ

気づいたら、泣いていた。

?「君、どうしたんだい?」

私に声をかけてくれたのは、優しそうな顔の人だった。

『すいません、考えごとをしてまして…』

突然柔らかいものに包まれた。

?「そうか、それは辛かったね。」

なに?あなたに何がわかるの?それは綺麗事を並べているだけ。本当に私を助けようという気持ちはひとつもない。
みんな、そうだったから。

?「大丈夫、君はもうひとりじゃない。」

『う、うわぁぁぁ。うえぇぇん。悲しいよォ、虚しいよォ、寂しいよォ。』

私はその人の胸の中で泣いてしまっていた。

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作者名:バブバブ🍼(・ε・` ) | 作成日時:2023年5月11日 17時

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