人は見かけによらない。 〜？〜 ページ21
ユリリン様リクエスト
どうか、ユリリン様に合いますように。
＊
ユキ「え？あの一年は組の編入生？」
シゲ「強くなるために、男忍たまの方に入ったらしいでしゅよ」
トモミ「あのおっとりした子がねぇ…見た目によらないわね」
ユキ「それに、一年は組でしょ？なんでそこなのよ」
トモミ「あののんびりした子にはぴったりよ」
ユキ「ねえねえ、ちょっとからかっちゃいましょうよ！」
シゲ「え〜？可哀想。」
トモミ「それいいわねぇ！」
シゲ「トモミちゃんまで…」
そんな彼女らの企みもつゆしらず、Aは木陰で本を読んでいた。
トモミ「よし、準備バッチリよ」
ユキ「おシゲちゃんがここまでおびき寄せて、罠にかける。」
シゲ「はぁい…。お〜い、Aしゃ〜ん！」
シゲの声に気づいたAは、顔を上げ、満面の笑顔で大きく手を降った。
『せんぱぁ〜い！こんにちは〜！』
シゲ「……やっぱり私には無理でしゅ！あんなにニコニコしてる子を、騙すなんてできないでしゅ！」
ユキ「確かに、ちょっと気が引けるわね………。私が行くわ。」
なんの敵意もないような顔をして、ユキは小走りでAに近づいた。
誰も、ユキの足元に張られた糸に気がつかなかった。
ユキ「きゃぁあっ！？」ﾄﾞｻｯ
地面に倒れ込んだユキの上に、さらに糸が引っ張られた事によって布が落ちる。
「「ユキちゃん！」」
『引っ掛かりましたねぇ。』ﾆｺﾆｺ
Aは変わらず笑っていた。勝利の微笑みとも言えよう。
ユキ「ぷはあっ、どういうこと！？」
『どういうことでもないですよ、先輩達が罠をかけようとしたので、罠で返した、それだけです。上級生の先輩に買ったご褒美に教えてもらったんです、これ。』
上から見下ろすAは、熟練者の風格すらあった。
『嫌なんですよ、男女差別。いつかこの力関係を、この手でひっくり返したい。だから来たんです。』
布を畳むと、Aは今日一番の顔で笑った。
『勉強になりました。またいつか、今度はちゃんと、お手合わせ願いますね♪』
人は見た目によらない。
おっとりとした笑顔少女は、
大きな野望をいだいていた。
兄からの応援 〜尾浜勘右衛門〜→←言っちゃった 〜川西左近〜
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小桜(プロフ) - 「あと３日」という話とても素敵でした！ (2022年9月15日 17時) (
レス) @page3 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - こんばんは。すごく面白くて一気に読んでしまいました。リクエスト使っていただきありがとうございました! (2022年6月3日 20時) (レス) @page31 id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - そうなんですか？少し寂しく思いますが、わかりました。返信ありがとうございます。更新楽しみにしています。 (2022年6月2日 20時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
サラサにょほほ(プロフ) - ユリリンさん» リクエストありがとうございます。書かせていただきますが、こちらでリクエストは最後になります。すみません、ご了承ください…。 (2022年6月2日 18時) (レス) id: 6107b3dbef (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - こんにちは。早速リクエストします。夢主は一年ろ組編入生で、(私が１番かわいい)が口癖な自信家少女な話お願いします。夢主はぱっちり二重黒髪サラサラヘアーの勝ち気美少女で。 (2022年5月28日 16時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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