実家へ 〜加藤団蔵〜 ページ12
こあ様リクエスト
どうか、こあ様に合いますように。
*
『団蔵は実家に帰るんだ。』
団蔵「うん。休みには定期的に帰らないと、父ちゃんがうるさいんだ。Aは帰らないの?」
『うん、遠いからね。』
団蔵「あっ、じゃあさ!」
団蔵の帰り道を、二人でゆっくりと歩く。
『本当にいいの?泊めてもらっちゃうなんて』
団蔵「いいの!俺の友達なら、喜んで泊めてくれるよ!馬も見せたいしね」
『なんか、緊張するなぁ』
団蔵「ちょ〜っと優しくだけすれば大丈夫。父ちゃんチョロいから。あ、彼女だと間違えられたりしてね」ニヤ
『彼女?』
団蔵「・・・・彼女・・・///」
『え、なんで恥ずかしがるの?言い出したの団蔵でしょ?』
「あ、若旦那〜!」
向かい側から、馬を連れた男性が手を振っている。
団蔵「あ、清八〜!あの人は清八っていうんだよ。」
小走りで近づく清八という人。連れている馬はマヌケな顔をしている。
団蔵「久しぶり!あ、能高速号だ。能高速号はね、俺の愛馬なんだよ。」
団蔵は、一つ一ついろんなことをゆっくり教えてくれる。
清八「彼女、ですか?」
団蔵「あっ、もう、清八ぃ///!」
『ふふっ、嫁候補です』
団蔵「!?Aまで///!」
清八「親方がお待ちですよ。」
団蔵「父ちゃんなんか、別にいいよ。ほら、A。乗って」
なれた手つきで軽々と馬に乗り、私に手を差しのべる団蔵。
団蔵「行くよ!しっかりつかまって」
『う、うん!』
風を切ってどんどん進んでいく。振り落とされそうで少し怖いけれど、団蔵が一緒だから。
一瞬見えた団蔵の顔は、いつもよりも楽しそうに、頼もしく見えた。
一年は組の仲間 〜一年は組〜→←いつまでも 〜善法寺伊作、男主〜
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小桜(プロフ) - 「あと3日」という話とても素敵でした! (2022年9月15日 17時) (レス) @page3 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - こんばんは。すごく面白くて一気に読んでしまいました。リクエスト使っていただきありがとうございました! (2022年6月3日 20時) (レス) @page31 id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - そうなんですか?少し寂しく思いますが、わかりました。返信ありがとうございます。更新楽しみにしています。 (2022年6月2日 20時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
サラサにょほほ(プロフ) - ユリリンさん» リクエストありがとうございます。書かせていただきますが、こちらでリクエストは最後になります。すみません、ご了承ください…。 (2022年6月2日 18時) (レス) id: 6107b3dbef (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - こんにちは。早速リクエストします。夢主は一年ろ組編入生で、(私が1番かわいい)が口癖な自信家少女な話お願いします。夢主はぱっちり二重黒髪サラサラヘアーの勝ち気美少女で。 (2022年5月28日 16時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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