【実l況l者】ねえ、パートナー【ky】 (ページ5)

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Aちゃんとキヨの関係の名前が変わったからと気が動転していたが、単純に考えれば中身は全く変わっていないのだから、なにも不思議に思うことは無かったんだ。

A「なにフジ、急に黙っちゃって」

彼女にそう声を掛けられてハッとなる。Twitterとかで言うつもりは無いって言ってたし、俺が気にしなくてよかったんだな、と改めて思いつつなんか手伝うよと口にした。

A「あっっつ」

Aちゃんに頼まれた(それ取って、あれ出してレベルの)ことを少しずつ手伝っていると、隣でお湯を沸かしていた彼女は指を抑えて痛がっていた。

フジ「うっわ、冷やさないと、」

俺はすぐAちゃんの手首と肩を引っ張って流水にさらして、お湯を沸かすのをやめた。

フジ「痛い？」
A「うーん、もうだいぶ平気ありがと」

見てみても大丈夫そうなので料理を続行した。出来上がってもう手伝うことがなくなり、俺はAちゃんにお礼を言われながらリビングに戻った。

こーすけ「…フジ、キヨ不機嫌」
フジ「は、またなんで」

リビングにはこーすけしかいなかった。ヒラとキヨは編集でもしてんだろうなと思って特に気にとめずスマホをいじっていたら、こーすけに小声でそう言われて驚いた。

こーすけ「フジがAちゃんと仲良いからじゃない？」

料理を手伝うことくらい、別に今に始まったことじゃないのに、そんなふうに妬いたりするのか。…やっぱ俺が気にする必要なかったな、ちゃんと好きじゃん。キヨにあとで謝っとこ。