【実l況l者】ねえ、パートナー【ky】 (ページ21)

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A「目覚めてきたしシャワー浴びてもうひと仕事しよっかな」

段々と意識がはっきりしてきたみたいでキヨでもうどんくらいなら作れるんだねとか憎まれ口を叩けるようになってきた。と、思えばまた仕事のことを口にする。

キヨ「いや寝なよ」

見ているだけで相当疲れているのが分かるのに、まだ無理をしようとするのが信じられなかった。でも仕事が結構ギリギリらしいので、普通の仕事をしていない俺はあまりその感覚がわからず、強く言えない。

A「作業部屋に布団敷いて寝てもいい？」
キヨ「いいけど、夜中までパソコンいじってんなよ」

起きたらすぐにでも仕事に取り掛れるようにということなんだろう。今日は集中できるように、そして休めるように、俺もその部屋に立ち寄らないでおこう。来客用の布団一式を持ち出すのを手伝ってやりながらそう考えた。

歯を磨いてシャワーを済ませて、作業部屋にこもるA。俺もさっさとやることやってベッドに入ってしまおう。

キヨ「無理すんなよ、おやすみ」

ドアの前でそう声をかけるとおやすみとはっきり返ってきて、まだまだ寝そうにないなと思う。夜通し仕事をするつもりなんだろうか、ここ最近ずっとそんな感じでキツそうだ。

とりあえず明日を終えれば楽になると言っていた。一難去ってまた一難、的な感じもするけれど、明後日はゆっくり休ませてやろう。