【実l況l者】ねえ、パートナー【ky】 (ページ20)

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キヨ「Aー」

家にあったうどんを袋に書いてある指示に従って茹でてめんつゆを薄めただけの夕飯を用意した。わさびを冷蔵庫から出したところで、彼女を呼ぶ。返事がないので、彼女の元に向かう。

彼女はすーすーと寝息を立てていた。…こいつも今日は昼飯食べてないし、間食とかしてないみたいだし腹が減っているだろう。起こして食わせた方がいいのか、疲れているだろうからと寝かせていた方がいいのか、悩む。

寝るにしてもきちんとベッドに移動させるべきだし、起きて食べるならそれでいいし、もう一度声を掛けることにした。

キヨ「A、起きろー」
A「ん、んん…」

彼女はゆっくりと目を開けた。俺の顔を見て驚いたようでパッと体を起こした。20分くらいしか寝ていないはずなのに、寝ぼけている。

キヨ「もう少し寝る？うどん食う？」
A「食べる…」

寝起きらしい小さな掠れ声が聞こえて手を差し伸べる。迷わず‪その手をとった彼女を可愛いと思ったとかそういうのは秘密で、…それくらい寝ぼけているというか、疲れているんだろうな、って素直に心配になる。