ハイキュー恋愛短編集part7

及川徹と。 ページ7

見事にテストだったので遅れたバレンタイン夢小説失礼します…。
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及川「今年はねー」

下駄箱でクラスの男子に貰ったチョコの数を自慢している及川を見て、その数を聞いて、怖気付いてしまった。去年までは部活仲間に渡していたので自然に及川の元までも届けられたのだが、今年はワケが違う。

及川「…ん、あれAじゃん、あ、先行ってて」

私に気付いたようで、話しかけてくれる。クラスの男子とは一緒に帰る約束をしていたのか分からないけど、何故か帰るように促していた。男子は私にも丁寧に挨拶して去っていった。

及川「え、くれないの？このままだと友達に負けるんだけど」

私が不思議そうな顔をしながらいつまでも黙っていたからか、及川はそう私に言ってきた。

A「…なにその言い方、いや用意してるけど、なんか悔しいわ」

私も憎まれ口を叩きながら、想像していたかたちとは違うけど渡せないよりマシだろうと、カバンからチョコを取り出した。

及川「ねえ、俺が何個か聞いてた？」
A「ちゃんとは聞いてない」
及川「1個」

及川はそう笑いながら私が差し出すチョコを受け取った。

及川「あ、全員に渡してるようなのとかは受け取ったけどね、本命は1個目」

嬉しそうに私から受け取ったチョコを見つめる及川。茶化してるのか本気なのか分からなくて私も対応に困る。私の想いがバレていたのか、ばかにされてるのか。

及川「…本命じゃないの？」

バレてるみたいだ。

end

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