32話 ページ33
と言っても結果論であって、最初は確かに おしとやかなA に惹かれたかもしれない。入口は間違いなくそこだ。でも、彼女の魅力はそんなものでは計り知れなかった。
優しくて、気を使ってくれて、でも自分の意思はしっかり持ってるし、悩み相談をしても『ただただ聞いてほしい』ときと『アドバイスがほしい』ときをしっかり見極めて対応してくれた。空気が読める、の一言では済まされないくらいの性格の良さだった。…それはやっぱり中高で培ったのだろうか。
キヨ「引くも何も、そのときのAがいたおかげで今のAがあるわけだし、俺はあのとき声掛けたこと後悔してないぞ」
Aは柔らかく微笑んだ。…これはヨキコじゃなくてAだ。太ってようが痩せてようが今は、Aが好きなんだから、当たり前なのにな。
A「キヨ面食いだからなあ…女の子扱いされないままの6年間はキツかったけど、まぁ、それでキヨと出会えたわけだし、私も過去の私嫌ってばっかいるのやめよーっと」
何かをふっ切れたような顔をしていた。Aの考え方にはいつも驚かされる。過去の自分を嫌いでいるのはやめる、か。
キヨ「…ヨキコみたいなのでいるのと、Aでいるのはどっちが楽なの？楽な方で生活してていいよ」
A「両極端すぎるからなぁ…まぁ、中間くらい狙って生きようと思います」
その日から、Aとの距離がまた少し縮まって、仲も深まったように感じた。もう何年もおしとやかで生きてきたのだろう、それに疲れることもあったのか、ヨキコでいるとき、イキイキしてるように見えた。
Aと寄り添って生きていきたい。俺は公表を決めたあの日、そう決意した。
現在時刻は2:00を回っていた。
次の朝、…いや昼、俺が起きたとき、Aは『昨日まで住んでたとこの人から連絡あったので少し出ます。その後、少し他の用事も済ませてきます。初日なのにごめんなさい。』と置き手紙を残して、出掛けてしまっていた。
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ぽる。(プロフ) - 。*:゜☆Chamomile☆゜:*。さん» うああありがとうございます！！これからも楽しんでやってください、お互い勉強頑張りましょう！笑 (2019年1月23日 21時) (
レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
。*:゜☆Chamomile☆゜:*。(プロフ) - いつもいつも受験勉強の合間の楽しみにさせていただいております♪更新楽しみに待たせていただいてます笑 頑張ってください(*'▽') (2019年1月16日 17時) (レス) id: 865a12b3ea (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - ﾘﾘﾂさん» 私が書いた作品をそのように楽しんで頂ける日が来るとは…！とても嬉しいです、ありがとうございます！部活頑張ってください…！これからも頑張って書きますので応援よろしくお願いします！ (2019年1月16日 16時) (レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
ﾘﾘﾂ(プロフ) - 初コメ失礼します！部活がキツくてやさぐれてた心に沁みます……更新頑張ってください！応援してます！！ (2019年1月15日 23時) (レス) id: 4090ee08b1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - ploionさん» うあああコメントありがとうございます…そう言っていただけると更新頑張るぞって思えます…！お互いに受験勉強頑張りましょう 笑 これからもこの作品をお願いします！ (2019年1月7日 22時) (レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽる。 | 作成日時：2019年1月1日 4時
