110話 ページ10
こーすけside
A「よかった、怒られちゃうとばかり思っていました…」
ヒラ「そんなことで怒んないよ、だってみんな、Aちゃんのこと好きだもん」
そう優しく笑いながら彼女の頬を伝う涙を指で拭うヒラ。Aちゃんは驚きつつも、ヒラとよく似た、優しい笑顔を返していた。
A「…ほんとに、デートしてもらったりとか、わざわざ時間作ってくださったのに、ちゃんと決められなくてごめんなさい」
キヨ「Aちゃんは決められなかったんじゃなくて、『みんなといる』って決めたんだろ？ならいいよ」
普段はうるさいキヨも優しく笑っていた。…ヒラに負けじとぎこちない動作で頭を撫でていた。ヒラがやったときは自然だったからAちゃんもああ笑ってたけど、キヨのときは見てて違和感があって、違う笑い方をしてた。
フジ「…A、」
フジがそうAちゃんを呼び止める。彼女はパッとフジの方を見て、不思議そうな顔を浮かべる。
フジ「みんな、Aが思ってる以上に…Aが好きなんだよ」
俺を含めてフジ以外のみんなは納得した笑みを浮かべる。Aちゃんはまた泣きそうになるけど、堪えながら ありがとう と言った。
フジ「…ま、1番は俺だけど」
またひと悶着あって、さっきまでと同じようにゲームをした。…さっきより緊張感が無くて、みんなのびのびと楽しめた。いつまでもこうやっていたい、って高校生ながらに思った。
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ぽる。(プロフ) - setuna7014さん» うあー！コメントありがとうございます！そう言ってもらえるなんて…本当に嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年1月3日 10時) (
レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
setuna7014(プロフ) - めちゃんこ好きです…もーなまら泣きそうです…評価せずにはいられなかったですー！ (2019年1月3日 5時) (レス) id: 9c6758aed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽる。 | 作成日時：2018年12月25日 3時
