112話 ページ24
Aside
こーすけ「幸せそうだね」
夏休みが明けてからも、私は懲りずに2階に行って話していた。キヨくんやヒラくんは最初こそ、前より遠慮がちに見えたが、フジがあのとき、諦めなくていい、と言ったためか、今では前以上にぐいぐいきていた。
キヨ「えー?そろそろフジに飽きてもいい頃だろー?」
ヒラ「ほんとだよ、なんでフジなんだか」
こんなふうな発言をされるのも、ほぼ毎日で。だいたいは真顔であしらっているのだが、たまにドキッとすることを言われて赤面してしまうこともあって、フジに怒られる。
A「でもフジ、度胸ないからなー」
そう悪ノリすると、フジは何を思ってか、私のことをギュッと抱き締めてくる。
フジ「…みんなの前で、他の人もいる前で彼女を抱き締めてるけど、度胸ないって言える?」
そう耳元で言われ、私はすぐに恥ずかしくなって彼から離れる。ニヤけた顔をこちらに向けてきて、殴りたくなってきた。
キヨ「うーわー、見せつけるね」
A「ほんとフジ、デリカシー無さすぎ」
悪ノリを重ねると、フジは少しムッとした顔をする。
フジ「…覚悟しとけよ」
私を大事にしてくれる君が大好きだけど、今日のフジは少しだけ積極的みたい。
…ま、どんなフジも好きだけどね。
end
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あのとき、フジに駆け寄って、幸せでしたか?
やり直す(他ルートを辿る)
満足した(あとがきへ行く)
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ぽる。(プロフ) - setuna7014さん» うあー!コメントありがとうございます!そう言ってもらえるなんて…本当に嬉しいです!ありがとうございます! (2019年1月3日 10時) (レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
setuna7014(プロフ) - めちゃんこ好きです…もーなまら泣きそうです…評価せずにはいられなかったですー! (2019年1月3日 5時) (レス) id: 9c6758aed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽる。 | 作成日時:2018年12月25日 3時