101話 ページ1
ピンポーン
俺らは約束通りの時間にAちゃんの家のチャイムを鳴らす。…昨日の夜は、ヒラは早々に寝てしまい、キヨとフジが延々と彼女の良さについて俺に向かって語り出して、結局寝ることができたのは2:00頃だった。
俺はまだ閉じようとする瞼を擦りながら、Aちゃんが出てくるのを待つ。
A「あれ、みんなで来たんですね！どうぞ！」
そう言って俺らを家に入れてくれる。Aちゃんの笑顔は明るくて、眩しかった。…どんな決断をしようと、どんな結末が待っていようと、俺は受け入れる。まあ当事者じゃないし、当たり前の話だけど。
キヨ「Aちゃん…」
リビングに着くなり、そう言ってキヨはAちゃんの手を握る。…昨日言ってたことは冗談じゃなかったのか、俺はため息をつく。フジは必死に止めにかかるし、ヒラは慌ててる。
A「え、あ…な、…え？」
Aちゃんはほんの少し顔を赤らめて動揺しているようだった。まあ嫌われてはなさそうだよね、そりゃそうだ。嫌われてたら選択肢にも入らないわ。
キヨ「っしゃ！！」
フジ「もー、A、大丈夫？」
フジは彼女の母親みたいに見えた。幼馴染みの貫禄、流石すぎる。ヒラは困り笑顔でわたわたとしているだけで、口も手も出さない。そこがヒラの本質的に良いところなんだけど、…肉食系ばかりのこの場ではかすんで見えちゃいそう。
…ま、もう決着はついてるんだから今どうこうしても無駄だけどね。
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ぽる。(プロフ) - setuna7014さん» うあー！コメントありがとうございます！そう言ってもらえるなんて…本当に嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年1月3日 10時) (
レス) id: ea71c9b9a1 (このIDを非表示/違反報告)
setuna7014(プロフ) - めちゃんこ好きです…もーなまら泣きそうです…評価せずにはいられなかったですー！ (2019年1月3日 5時) (レス) id: 9c6758aed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽる。 | 作成日時：2018年12月25日 3時
