ハイキュー恋愛短編集part5

夜久衛輔と。 ページ30

私が通う音駒高校は必ず部活に入らなければならない決まりになっているのだが、私は廃部寸前の部活に名前だけ置いてほぼ帰宅部だった。しかし、その部がついに廃部になってしまい、私は次の部活を探していた。

そんなとき、隣の席のリエーフに誘われ、私は今日から、男子バレー部のマネージャーとして、働くことになりました。

夜久「え？今日から来るって言ってたのってこの子？」

そうリエーフに確認をとる周りに比べると背の低めな先輩。何から始めれば良いのかわからず、マネージャーの先輩もいなくて、大変だったけど、その先輩に随分と支えられた。

A「夜久先輩ー！」
夜久「どうした？」

私が分からないことや困ったことがあったときにすぐに気付いてくれるし、話しかけたらすごく優しく対応してくれる。リエーフに対してはすごく怖いみたいだけど、私にとってはすっごくいい先輩。

A「先輩、野菜炒め好きってリエーフから聞いたんですけど本当ですか？」
夜久「ん、確かに好きだけど」

私は日々の恩返しがしたくて、不思議そうな表情を浮かべている先輩を無視して話を続ける。

A「今度、弁当作ってきてもいいですか…！」

すると夜久先輩は目をぱちくりとさせ、何も言わず、頭を縦に振る。その様子を私も何も言わずに見つめた。

夜久「あ、じゃあそのとき、弁当一緒に食おーぜ」

そうニカッと笑う先輩を見ていたら、なんとも言えない感情が生まれた気がしたが、そのときはまだ、見えないふりをした。

end

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