【実況者】最終兵器青春【最俺】 (ページ50)

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50話続編へ！ページ50

こーすけ「急いで決める話でもないし、ゆっくり考える時間あった方がいいかも」

俺がそう言って、みんなは考え出した。

フジの提案で、夏休み中にそれぞれ3回ずつデートに行き、夏休み最終週に決めるということになった。

夏休みは1週間後から始まる。フジとキヨが決めたルールはお互いの家は禁止、誘うところからやる、くらいだった。2人の中では細かく決めたらしいが、要約するとこんなもんだろう。

内容を聞いたAちゃんは困ったような顔をしていた。

こーすけ『無理してる？』

思わず、LINEを送る。お節介だろうか、でも少し心配だ。フジとキヨが争っている、しかし彼女がそれを望んでないことさえ有り得る。そうだとしたら、可哀想だ。

A『無理というか、私が優柔不断なせいでこんなことになってしまったのが申し訳なくて…それに、私、フジとキヨさんから選ぶなんてやっぱり出来ない気がして…私そんなこと出来る立場の人間ではないわけですし！』

そう返ってくる。今の状況、一言で表せば「私のために争わないで！」だもんな。Aちゃんはだいぶ自分のことを過小評価してるみたいだが、それだけの価値が彼女にあることをみんな知っている。

こーすけ『みんなAちゃんのこと好きだからこうなってるわけだし、あんま気負わないで、嫌だったらちゃんと言ってね』

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