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23話 ページ23

少し胸の鼓動が落ち着いてから、私は買ってきたものを持って台所に向かう。勝手に使うのは気が引けたが、仕方ない。

本当はおかゆとか作ったらそれっぽいのかな〜と思ったけど、さっき調べたら野菜のスープとかもいいらしいから、そっちを作ることにする。…まだそっちのが食べられるもの作れそう。

野菜といっても買ってきたのはほんの少しなので大したものは作れなかったけどなんとかなった。勝手に人の家の冷蔵庫を開けるのは気が引けたが、買ってきたゼリーとアクエリアスを1本冷やしておく。常温のがいいのかとか知識がないのでアクエリアス1本は出しておこう。

…ベッドの横でしばらく待ってみるけど起きる気配がないので、メモとアクエリアスを置いて帰ることにした。

かなり辛そうだし、明日も休むのかもなあ、寂しくなっちゃうし、何より申し訳ない。

家に帰っている途中で先程あったことを思い出す。呼び捨てされちゃったし、もっとくっつこうみたいなことも言われたよね、あー、どうしよう、おさまってたはずなのにまたドキドキしてきた。

フジの家の前を過ぎたとき、また悩みが襲ってくる。…なんてハッキリしないやつなんだろう、自分で思う。

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設定タグ:最終兵器俺達 , フジ , キヨ   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぽる。 | 作成日時:2018年10月21日 18時

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