3話 ページ3
A「キヨさんありがとうございました、えっと…もう一つ頼んでもいいですか?」
キヨ「お?いーけどその代わり、LINE交換しよーぜ」
A「わ!はい!お願いします!えっとフジ…先輩呼んでもらってもいいですか…!」
ここでもフジ。こんな可愛い女の子とどこで知り合ったんだあの変態は。まあ何はともあれ、AちゃんのLINEを手に入れる約束ができたから何とかなるだろう!やべぇ!久しぶりにこんなに女の子でテンション上がったわ!俺は上機嫌でフジを呼ぶ。
フジ「キヨ!Aと面識あったのかお前」
A「違う違う、ちょっと迷っててここまで連れてきてもらったの」
なんだか仲良さそうに話し出す2人。なに名前呼びしてやがるこいつ。つーかタメ口だし、なに、彼女?俺に内緒で女つくってたのかこいつ。…タイプの子だしちょっと残念だわ。本気になる前に知ってよかった。
ヒラ「おーAちゃんがここの制服来てるのなんか違和感すごいね」
A「あ!ヒラくんも同じクラスなんだ!よかったねフジ…友達ヒラくんくらいしかいないでしょ」
俺の前で繰り広げられる身内な感じの会話。…に何故かヒラまで。あれ、この流れ、さっきもなんかあったような。こんな感じの疎外感、感じたような。
キヨ「…もしかしてAちゃん、ってさっき言ってた幼馴染み?」
フジ「そうそう!」
…てっきり男かと思っていた。繋がった。つまり、俺はAちゃんを諦める必要なんかない。なんとなくわかる。俺、Aちゃんのことこれからどんどん好きになる。
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作者名:ぽる。 | 作成日時:2018年10月21日 18時