ハイキュー恋愛短編集 part4

及川徹と。 ページ11

桜乃「…なんで私に絡むかなぁ」
及川「振り向いてほしいからに決まってるでしょ！明日暇だよね？遊び行こー！」

バレー部の主将で、長身で、顔も良くて、愛想も良くて…少し悔しいけど完璧としか言いようがない彼は何故か私に絡んでくる。当然、学年一モテる彼は女の子なんか選び放題なはず。

だから、いつも試合の度に黄色い歓声をあげる彼女達の中から選べばいいのに、なんで男子に興味なさげな私？

及川「…待って、未だに信じてない？」
桜乃「信じられるわけないでしょ」
及川「信じてもらえるまで何回でも言うよ」

そう言ってガタッと椅子から腰をあげる。そして気付いたら私の耳元で“Aのことが好きだよ”なんて囁いてやがる。…男の子に免疫ないんだ、私。自分でもわかるくらい顔に熱がどんどん集まってくる。

及川「信じてもらえた？」
桜乃「…〜〜！！」

私が声を出せないくらい恥ずかしがってるのを見て、目の前のイケメンはくすくす笑っている。くそ、整った顔立ちが余計腹ただしい。

及川「…ってほんとに大丈夫？顔真っ赤っかだよ〜、、ほんと男子に慣れてないよねAちゃん」

いや、男子に慣れてないのは事実だけどたぶん他の男の子こういうことしないから！(※イケメンに限る)ってやつだからこれ！

桜乃「……明日どこいく？」
及川「おっ、乗り気になった？ありがとう！！」

さて、一緒に遊んだりなんてしてしまったら私はどんなことをされてしまうのでしょうか。

今から心臓がバクバクです。

end

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