Episode：6 ページ6
Aさんに誘われるまま、部屋へ入ると男物の靴が2足見えたし、低めの笑い声が奥の部屋から聞こえた。嫌な予感はするが、とりあえず入ろう。
A「うっしー、もう飲んでるの？」
そこには、声の低い謎の眼鏡男と、マスクをつけている鼻声男がいた。お酒を飲んでいて眼鏡をかけている方、うっしーと呼ばれている方が幼馴染みだろう。
うっしー？「え、なに彼氏？高校生？」
その男は俺を指さしながら訝しげに尋ねた。もう1人の男は、やめときなよ、と笑っていた。先輩とか後輩とか言っていたけど、きっとめちゃくちゃ距離が近いんだろうなあ。普通に友達のように思える。
A「えっとね、この子はキヨくん、コンビニ…バイト先によく来てくれるの」
キヨ「あ、はいっす、すみませんいきなり」
牛沢「バイト先によく来るって響きなんか…」
鼻声男「確かに…」
この人達、たぶん悪い人じゃないな。まあAさんの知り合いって時点で悪い人だとは思ってなかったけど、なんというかノリが合いそう。初っ端から下ネタぶっかましてくるのも流石。俺のことを彼氏かと聞いてくる時点であちらさんはそういう関係ではないみたいだし。
A「こんな人達でごめんね、ほんとに。こっちが幼馴染みで佐々…牛沢って呼ばれてて、こっちはレトルトって呼ばれてるよ」
レトルト「よろしくなあ、キヨくん。俺のことはレトでいいから」
牛沢「あ、俺もうっしーとかでどうぞ」
初めは警戒していたけど、とても気さくな方々で、話も弾んだ。LINEも交換したし、気持ち的にはAさんの知り合いと知り合ったというよりも、友達が増えた感じだった。
A「てかみんな馴染みすぎ、キヨくんもタメ口だし、私には敬語なのに」
キヨ「Aさんにタメ口きくのはちょっと…」
牛沢「おいキヨ俺らの立場」
30分ほどお邪魔して、俺はもう少しいてもよかったのだが兄ちゃんから電話がかかってきたし、Aさんに迷惑をかけるわけにもいかないのでおいとますることにした。
レトルト「また遊ぼうねー」
ここにいる人はみんな温かかった。…いやまあさっきまでいたメンツが冷たいわけじゃねえけど、なんというか高校とかの枠じゃなくて趣味とかで集まってる人達っていいな、ってなんとなく思った。
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すーぱーまん(プロフ) - 夕暮れと歩道橋って、全身デイズの元の歌詞、、、、（ ; ; ） (2019年11月4日 16時) (
レス) id: b313339a6e (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - まめさん» 感動…めちゃくちゃありがたいです（；_；）これからも頑張りますので何卒よろしくお願いします！ (2019年8月7日 12時) (レス) id: 3842b3f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - とてもいい話ですね、感動しました。これからも頑張ってください (2019年8月7日 9時) (レス) id: 27b60b734a (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - マキさん» そんなふうに思って頂けて本当に本当に嬉しいです！今後ともよろしくお願いします（；_；） (2019年8月6日 0時) (レス) id: 3842b3f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - 好きって伝えるしかないなってこれを読んで思いました。主さんの作品好きです. (2019年8月5日 23時) (レス) id: e7d0721580 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽる。 | 作成日時：2019年5月1日 18時
