Episode：22 ページ25
A「…ん、みんな？」
暫く何も話さずにベッド横の丸椅子に座り、下を向いたりAさんを見つめたりしていると、声が聞こえた。みんながバッと彼女の方を向く。
A「見つけてくれたんだ」
牛沢「…まあおばちゃんに聞いたんだけど」
そんなふうに言いながらも彼女が起きたことで泣きそうになっているうっしー。ガッチさんもレトさんもにこにこしながら見ている。…場所が非日常的ではあるけれど、ちょっと日常に戻った気がして。
うっしー達と出会ってから、あまり時は経っていないのに、これを日常だと思える、ってことに少し感動した。感動という表現が正しいのかは分からないけれど、それしか思い浮かばなかった。Aさん、俺らを出会わせてくれてありがとう。
A「キヨくんびっくりしてるの分かりやすすぎる」
キヨ「聞いていいのかわかんないすけど、俺バカな男子高校生なんで聞きます」
レトルト「…キヨくん」
たぶんみんな飲み込んでいたこと。だからこそ、俺が言おうとしていることは言わずとも伝わっている。きっとAさんも、何を聞かれるのか、何となくわかっているはずだ。
キヨ「なにがあったんですか、どこが悪いんすか」
いなくなる用意をしていたわけで、急病じゃない。昔からの持病なら、うっしーが知ってたはず。怪我でもない。…となれば、ここ最近、もしくは数年前とかから発症していて、この時期には入院してる、って予めわかっていた、ってことだ。
頭の中を整理してみても、直接聞くのが1番だと思った。でも、直接聞いてしまったらどんなことでも受け入れるより他ないんだけど。
ガッチマン「話しにくい？でも俺らみんな知りたいよ」
気まずそうに黙った彼女の顔を覗いて、ガッチさんがそう促す。
牛沢「無理はしなくてもいいけどよ」
レトルト「話せるところからでいいんやで」
Aさんは、溜息をつき、すぐに大きく息を吸い込んで、ぽつりぽつりと話し始めた。
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すーぱーまん(プロフ) - 夕暮れと歩道橋って、全身デイズの元の歌詞、、、、（ ; ; ） (2019年11月4日 16時) (
レス) id: b313339a6e (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - まめさん» 感動…めちゃくちゃありがたいです（；_；）これからも頑張りますので何卒よろしくお願いします！ (2019年8月7日 12時) (レス) id: 3842b3f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - とてもいい話ですね、感動しました。これからも頑張ってください (2019年8月7日 9時) (レス) id: 27b60b734a (このIDを非表示/違反報告)
ぽる。(プロフ) - マキさん» そんなふうに思って頂けて本当に本当に嬉しいです！今後ともよろしくお願いします（；_；） (2019年8月6日 0時) (レス) id: 3842b3f5d9 (このIDを非表示/違反報告)
マキ(プロフ) - 好きって伝えるしかないなってこれを読んで思いました。主さんの作品好きです. (2019年8月5日 23時) (レス) id: e7d0721580 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽる。 | 作成日時：2019年5月1日 18時
