翔んで流星街！【H×H】 (ページ8)

今日:12 hit、昨日:19 hit、合計:37,210 hit

翔んで7話ページ8

『……ふぁ～…ん～………。』

久しぶりに夢を見た。昔はじーちゃんによく遊んでもらったっけな…。

最強のハンターになるぞー！、とか言ってた気がする。

でもハンターって何ぞ？？じーちゃんは楽しい仕事って言ってたような…

『…謎だなぁ……。』

「謎はお前の方だろーが！！」

急に聞こえた大声。あれ、誰かいたっけ……？

『………………あ！ウヴォ―おはよう！』

「おはよう！、じゃねーよ！ったく心配させやがって…」

『心配？』

「お前、1週間ずっと眠ったままだったんだぞ！」

『そんなたかだか１週間くらいで………
………え、１週間？』

「おう。」

『１時間とか１日じゃなくて？』

「おう。」

『ええええええ！！！何で起こしてくれなかったのよ！！！』

「起こそうとしたけどよォ、お前全っっ然起きねーんだよ！！死んじまったかと思ったぜ…。」

そんな１週間も………アリエナイ………

「まあでも、自力で起き上がれるくらいには回復したみてえだし良かったじゃねーか。」

『あ、ホントだ。』

言われてみれば確かに起き上がれるようになっていた。まだ重だるさは残っているけど、全く動けないよりかは良いよね。

でも…

『てことはさ、ウヴォ―は１週間ずっと私のこと見張っててくれたんだよね？迷惑かけてごめんね…。』

「べつに、見張ってやるって言ったのは俺のほうだし、気にすんなよ。」

見た目はゴツいし厳ついのに………助けてくれたのがウヴォーで本当に良かった。

『でもこれだけはちゃんと言わないとね。ウヴォー、ありがとう。』

礼なんかいらねーよ、と顔を真っ赤にしてボソボソ呟く彼のことを可愛いと思ってしまったのは内緒だ。

「そ、それより、これからどうするんだ？」

『んー、まだ何にも考えてない。どうしよっかな…。』

まだこの場所が、この世界がどんな所なのかもわからないし、体もまだ本調子じゃないからあまり動けないし…。

「なあ、お前さえ良ければしばらくここで過ごさないか？俺も一緒にここに残るからよ。」

『いいの？他に用事とかあったんじゃ…。』

「大したもんじゃねーよ。それに病人を置いていくのも気が引けるからな。」

『それじゃあお言葉に甘えて…。これからよろしくね！』

今は体調を戻すことに専念しよう。

後のことはこれからゆっくり考えていけばいいか……