翔んで流星街！【H×H】 (ページ19)

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翔んで18話ページ19

私の血を舐めた子狼は傷口も塞がりすっかり元気になって今はすやすや眠っている。

地面に寝転がりながら私はウヴォーと話をしていた。

『ねえウヴォー、さっきのビームって何？』

「ビーム？…ああ、超破壊拳(ビッグバンインパクト)のことか。」

『ビッグバン…？』

「俺の念能力だ。すげえだろ？」

『凄いけど、その念能力ってなんなの？』

「えっと…何だっけ…生命エネルギーだったか…？まあ、あれだ、なんか体から出せるんだよ。」

『曖昧過ぎて全くわかんない。』

「そのうちお前も出せるようになるだろ。俺はあの技を核ミサイル級にすんのが目標なんだ。」

『そっかー…(あれ以上強くなったら世界が滅びそう)』

あれだけの威力があれば十分だと思うんだけどな。

それにしても、今日は星がよく見える。

誰かさんのおかげで周りに何もないからね。何も。

『あ！流れ星！！』

「知ってるか？流れ星が消える前に願い事を3回唱えたら、その願いが叶うんだぜ。」

『知ってるよー。てゆうか、そういうのって世界が違っても一緒なんだね。』

「なんだ知ってたのかよ。案外お前がいた世界とこの世界は近いところにあるのかもな。お、また流れたぞ。」

『なにかお願い事した？』

「言わねーよ。こういうのは心の中に留めとくもんだ。」

『ふふっ、案外ロマンチストなんだね。』

「うるせー、早く寝ろ。」

『はいはい、おやすみ。』

「おう。」

・

・

「さてと、そろそろ行くか。」

『えー…もうちょっと寝る…』

「今日頑張れば風呂に入れるかもなあー」

『ほら早く！置いてくよ！』

「(単純だな…)おい、そのペットはどうすんだ？」

『そうだね…どうしよう？どうしたい？』

「ぼくもいっしょにいく！」

『よーし、決まり！これからよろしくね、フェンリル！！』

「それ、ぼくのなまえ？」

『そう！かっこいいでしょ？？』

「かっこいい！！」

新しい仲間も増えて、これからまた一段と賑やかになりそうだ。