鳥籠の中の少女 Second Part.3 (ページ13)

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トンッと赤司っちが軽やかに地面に足を着いた。

その場所は、近づいてきた男のすぐ後ろ。

こちらに背を向けた赤司っちが、ゆっくりと振り返った。

「貴様ら如きが澪に手を出したんだ。全員生きて帰れると思うなよ。」

冷たく言い放った直後、ブシュッと弾けたように首から血を吹き出した男がゆっくりと倒れた。

どさりと男は地面に伏せ、血溜まりを作りながら動かなくなった。

何が起きたのか、分からなかった。

「護身用に持っていたが、中々役に立つ。」

赤司っちがチャキっと音を響かせながら、いつの間にか持っていたカッターの刃を出し入れしていた。

カッターで、首を、。

「てめぇ…何してやがんだ！！！！」

怒り狂ったように、また別な男がナイフを持って赤司っちにズカズカと近づいた。

「ぶっ殺してや………………うぐっ」

「すみません。ナイフ借りました。」

「なっ、んだてめぇ、いつの間に…」

赤司っちに向かってきた男のすぐ後ろから、黒子っちの声がした。

男は口から血を吐き、また1人ドサッと地面に伏せった。

血の付いたナイフを両手で握った黒子っちが、姿を現した。

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