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家まで送りたい、の声に


あやののほくそ笑む顔が浮かぶ。


違う違う、テヒョンくんは、多分、そういう意味じゃない。
分かっているけれど…



「悪いよ、大丈夫だよ、」

やっと出たAの言葉に

「ぼくが、だいじょぶじゃ、ない。」


即答され


得意の脳内自問自答が始まるAを他所に

電車は2つ目の駅に着いた。


扉が開いて、

いいの?というように
テヒョンくんを見上げると


おりないよ?


というように、眉を上げてみせる。



そのまま扉は閉まり、


Aの鼓動が速くなる。

3駅目はすぐ。


「…家は駅から近いし、夜帰るのもよくあることだし…

送ってくれるって、テヒョンくん、紳士だね。」



扉が開いて、



「しんし?」



の声と一緒にホームに降りたつと



「おおかみだよ。」



ひひっ、と無邪気に笑って



ぱっと手を繋がれた。




.

7→←5



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ぽるこ(プロフ) - kimnaaさん» ありがとうございます!3を更新中ですのでまたよろしくお願いします。楽しみにして頂き嬉しいです。 (2018年12月11日 18時) (レス) id: 0ba6c9eae1 (このIDを非表示/違反報告)
kimnaa(プロフ) - すごく素敵です…3が楽しみです(*^ω^*) (2018年12月10日 17時) (レス) id: 36d5fb4cd3 (このIDを非表示/違反報告)
ぽるこ(プロフ) - あすかさん» 綺麗と言って頂き、とても嬉しいです。これからもふとした時に読みたくなるような話を書けるようにしたいと思っています。また続きも是非読まれてくださーい! (2018年12月7日 23時) (レス) id: 0ba6c9eae1 (このIDを非表示/違反報告)
ぽるこ(プロフ) - 紫雫さん» はじめまして。こちらで初めてお話を作らせてもらい、こうやって読んでくださる方がいて嬉しいです。素敵な感想をありがとうございます!とても励みになります。 (2018年12月7日 23時) (レス) id: 0ba6c9eae1 (このIDを非表示/違反報告)
紫雫(プロフ) - はじめまして。ぽるこさんのお話はじめて拝見させていただきました。引き込まれてあっと言う間にでした…更新楽しみにお待ちしてます! (2018年12月7日 8時) (レス) id: bf8665b816 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽるこ | 作成日時:2018年11月26日 1時

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