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結局
Aはカシスオレンジ。
テヒョンくんは、いつもの、と頼み
オーナーが階段を降りる音を聞き終えてから
「きょう、」
テヒョンくんの声が二人だけの部屋に響く。
「Aちゃんと、
はなしをするのに、
ここ、オーナーによやくしました。」
「え、そうなの、予約入れてくれてたんだ…？」
今日は最初から私を待ってたってこと？
そもそも会えなかったらどうするつもりだったんだろう。
前かがみになって座っていたテヒョンくんは、
ふーーー、と深く息をついて
ソファの背にもたれる。
「Aちゃん、いつもすぐ、にげちゃうから。」
「え、」
ソファにもたれかかりながら
その目が
Aをとらえた。
「もう
つかまえちゃおうと、おもって。」
ああ…
やはり私はつかまえられた
らしい。
.
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作者名：ぽるこ
| 作成日時：2018年9月11日 23時
