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なんとなく大学生になったAは
周りを見て驚いた。
皆、なんとなく生きてきて、なんとなくここにいるのかと思っていたら
周りの子達は、毎日ちゃんと楽しんでいるではないか。
バイトしたり、恋愛したりしながら
自分のしたいことをしている姿が
眩しくて、眩しくて。
羨ましいのと同時に、焦った。
私は一体、何しにここに来たのだろう。
自分の人生の主人公が、自分では無くなっている。
うまくやっていると思っていたのに。
衝撃だった。
それからAは、
とりあえず単位は落とさず、
しっかり4年で卒業を目指しながら
ほぼ毎日バイトに明け暮れ、
周りが就活する中も、ひたすらバイトに明け暮れ、
卒業証書と貯めた資金を持って、
両親に頭を下げた。
「もう一度、学生、させてください!」
勘当されてもいい、覚悟は決めていた。
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作者名:ぽるこ | 作成日時:2018年9月11日 23時