vol.58 ページ9
屋上の柵にもたれかかり、空を眺める。
錆びついた扉の開く音がして後ろを振り向く。
そこには、少し疲れた顔のAがいた。
BH「来んの遅い。」
少し咎めるような言い方をすれば、申し訳なさそうな顔になる。
『ごめんー。友達に捕まっちゃって。』
キョロキョロとあたりを見渡すAに近づく。
『あれ？チャニョルは？』
BH「あいつもお前と一緒で人気者だから。」
『えっ？』
不思議そうな顔のAを横目に、使い古された椅子に腰かける。
俺に向けていた視線を外し、ポケットから取り出した携帯の画面を確認しだした。
『あー。なるほどね。』
そう言って、なぜだか苦笑いを浮かべている。
BH「何が？」
『今友達が、チャニョルがここにいない理由を教えてくれた(笑)ほんとにモテるんだね。』
そんなことも女子は連絡し合うのかと、少し怖くなった。
BH「だな。あいつ変なやつなのに。」
『えー？格好いいじゃん。面白いし。』
BH「それ、本人に言ってやって。喜ぶから。」
『女の子に言われ慣れてるんじゃない？』
BH「まぁ。そうなんだけど。」
『何？』
「あいつはお前が好きなんだ。」と言えるはずもなく、どう答えて良いものかわからない。
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msk(プロフ) - しおさん» しおさん！ありがとうございます(^^)この作品は私の初期の作品なので、文章が拙いのですが...。面白いと言っていただけてすごく嬉しいです(o^^o) (2013年10月13日 11時) (
レス) id: e477568a2c (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - このシリーズも、一気に読みました。テイストの違う話を書ける作者様に、脱帽。面白いです☆ (2013年10月13日 6時) (レス) id: f8fa8d899f (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - うゆさん» コメントしていただいてありがとうございます！はいっ！頑張ります＾＾！！ (2013年7月21日 15時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - roseさん» ありがとうございます＾＾以前にもコメントしてくださいましたよね？本当にうれしいです♪頑張ります(＾0＾)/！！ (2013年7月13日 8時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - ☆ﾍﾞｸぎゅ☆さん» コメントありがとうございます！！これからも期待に添えるように頑張ります＾＾♪ありがとうございます(^_＾） (2013年7月12日 17時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：msk | 作成日時：2013年7月12日 14時
