vol.92 ページ43
ダンスを始めて、1ヶ月も経てば忙しい毎日にも慣れ始める。
いつものように、セフンとジョンインと一緒に3人肩を並べて家路を進んだ。
ジョンインがいる時は、セフンのお調子者が更に増す。
2人の本当の兄弟のようなやりとりを、一歩下がって見つめた。
バスに乗り込んだ時には、セフンは振動に合わせながら頭を揺らし、子供のように眠り始めた。
右肩に感じた重みに、私の瞼も重くなって行く。
遠ざかって行く意識は、ブレザーのポケットでするバイブによって引き戻された。
ロック画面に表示される。ジョンインの名前に、横並びに座る張本人を見た。
普通に話せばいいのにと疑問を顔に浮かべれば、返事の代わりにまた携帯が揺れた。
ーセフンが起きたら困る。
すぐ近くにいる相手とLINEなんて不思議な感じだったが楽しいと思ったのも事実。
未だ眠り続ける弟を挟んで2人の会話は続いた。
他愛もない話が続いて、しばらくして、既読になってるのに返信が途切れた。
眠ってしまったのかと横を見れば、真剣に画面を見つめていた。
どうしたの？と問えば、画面を見つめていた鋭い眼差しは
一瞬だけ私を捉えて、もう一度下を向いた。
それを合図に送られた返信。
ー明日の放課後、デートしよう。
驚きを隠せないまま、視線を送る。
ジョンインは悔しいくらいに格好いい笑顔だった。
ほおが熱を帯びて、それをごまかすように、顔を伏せる。
高鳴って行く心臓のせいで、指先が震える。
ー火曜日はダメ！体育があるから！
既読がついたと同時に吹き出し、笑い出すのが聞こえた。
じゃあ、体育ないのいつ？という返信に水曜日ならと返し、デートの約束をした。
ー絶対空けとけよ。
返信の代わりに、横にいる彼に精一杯の笑顔を返した。
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msk(プロフ) - しおさん» しおさん！ありがとうございます(^^)この作品は私の初期の作品なので、文章が拙いのですが...。面白いと言っていただけてすごく嬉しいです(o^^o) (2013年10月13日 11時) (
レス) id: e477568a2c (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - このシリーズも、一気に読みました。テイストの違う話を書ける作者様に、脱帽。面白いです☆ (2013年10月13日 6時) (レス) id: f8fa8d899f (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - うゆさん» コメントしていただいてありがとうございます！はいっ！頑張ります＾＾！！ (2013年7月21日 15時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - roseさん» ありがとうございます＾＾以前にもコメントしてくださいましたよね？本当にうれしいです♪頑張ります(＾0＾)/！！ (2013年7月13日 8時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - ☆ﾍﾞｸぎゅ☆さん» コメントありがとうございます！！これからも期待に添えるように頑張ります＾＾♪ありがとうございます(^_＾） (2013年7月12日 17時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：msk | 作成日時：2013年7月12日 14時
