vol.80 ページ31
次の日の朝。
その日はとうとうやってきてしまった。
いつもと変わらず、セフンと一緒に学校に向かうバスに乗った。
少し人の多い車内。
運良く空いていた席に座り、規則正しく揺れるバスに身を委ねれば
自然とまぶたは重くなっていく。
少し高い位置にある、セフンの肩に頭を乗せた。
SH「ヌナ。」
どんどん低くなってきたセフンの声が振動となって伝わってくる。
『ん？』
眠さで、うつろな返事をする。
SH「好きな人できたでしょ。」
疑問ではない、ハッキリとした断定の文が私にのしかかる。
一気にクリアになっていく視界。
『えっ？！』
SH「はぁ。最近おかしいよ。」
ひどく悲しい瞳が私を捉える。
頭の中で「ヤバい。ヤバい。」と繰り返す。
SH「誰？ベクヒョニヒョンではなさそうだけど、ジョンインヒョン？
前好きだったでしょ?…まさか、チャニョル先輩？！」
昔好きだったこともバレていたのだと知り、泣きたかった。
『何言ってんの！そんなわけないでしょ！』
未だに疑いに満ちた目は、私に向けられたままだった。
『こっこんな可愛い弟がいるのに、好きな人なんて！でっできるわけないじゃん！』
自分は嘘がこんなに下手なんだと、情けなくなった。
SH「…信じていいの？」
少し単純な弟に安堵するも、心が痛くなった。
その後、学校に着くまでは必死に嘘で繕った。
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msk(プロフ) - しおさん» しおさん！ありがとうございます(^^)この作品は私の初期の作品なので、文章が拙いのですが...。面白いと言っていただけてすごく嬉しいです(o^^o) (2013年10月13日 11時) (
レス) id: e477568a2c (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - このシリーズも、一気に読みました。テイストの違う話を書ける作者様に、脱帽。面白いです☆ (2013年10月13日 6時) (レス) id: f8fa8d899f (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - うゆさん» コメントしていただいてありがとうございます！はいっ！頑張ります＾＾！！ (2013年7月21日 15時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - roseさん» ありがとうございます＾＾以前にもコメントしてくださいましたよね？本当にうれしいです♪頑張ります(＾0＾)/！！ (2013年7月13日 8時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - ☆ﾍﾞｸぎゅ☆さん» コメントありがとうございます！！これからも期待に添えるように頑張ります＾＾♪ありがとうございます(^_＾） (2013年7月12日 17時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：msk | 作成日時：2013年7月12日 14時
