vol.66 ページ17
「あっこの間の！うちでレッスン受けることにしてくれたの？」
『はいっ。よろしくお願いします。』
「よろしく。頑張ってね。」
体験レッスンでお世話になったインストラクターの方に
あいさつをし、受付前のソファに腰かけた。
初日なため、早めに来ようとセフナを引っ張ってきたが、早く来すぎてしまった。
『ちょっとトイレ行ってくる。』
SH「うん。」
スタジオから漏れてくる重低音にリズムを刻みながら、廊下を進んだ。
トイレから出て来た道を戻ろうとした時、人とぶつかってしまった。
『あっすいません。』
「いやっこっちこそ。」
その声に顔を上げる。
『...えっ。ジョンイン？』
「...A？」
『わーっ！久しぶり！』
JI「おうっ！元気そうだな。」
『うん。えー？何年ぶり？』
JI「中１以来だから、４年ぶりか？」
『そんな経つんだー。うわぁ。懐かしいー。』
ジョンインとはダンスを始めてから、彼のご両親の仕事の都合で引っ越すまで
ずっと一緒のチームでやっていた。
小中とも学校は違うところだったけど同い年で、親同士も気があったから
私たちはダンス以外でも一緒にいることが多かった。
そして、私の初恋の人。
思いは伝えられなかったけど、私にとっては当時のいい思い出だった。
久しぶりに会うジョンインは、背がすごく伸びていてとても格好よくなっていた。
昔も格好良かったけど...。
JI「セフンは？元気にしてる？」
当時のことを思い出していたせいで、反応が少し遅れてしまった。
『えっ？セフナ？...ふふっ(笑)』
頭に「？」を浮かべたジョンインの手を引き、廊下を進んだ。
ジョンインを引き連れて戻ってきた私に、何とも言えない顔を見せるセフン。
JI「えっ？セフナ？」
その声に、私に向けられていた視線が外れる。
SH「...！ジョンインヒョンですか？！」
JI「でかくなったなー。」
びっくりして思い切り立ち上がったセフナの肩をジョンインは優しく叩いた。
JI「ヒョーンっっ！！！会いたかったですー！！！！」
体は大きくなっても心は、子供のままの弟に笑顔になる。
『元気でしょ。』
抱きついてるセフナを受け止めながら、私に優しい笑顔を見せた。
その笑顔で、私の止まっていたジョンインへの気持ちが動き始めた。
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msk(プロフ) - しおさん» しおさん！ありがとうございます(^^)この作品は私の初期の作品なので、文章が拙いのですが...。面白いと言っていただけてすごく嬉しいです(o^^o) (2013年10月13日 11時) (
レス) id: e477568a2c (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - このシリーズも、一気に読みました。テイストの違う話を書ける作者様に、脱帽。面白いです☆ (2013年10月13日 6時) (レス) id: f8fa8d899f (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - うゆさん» コメントしていただいてありがとうございます！はいっ！頑張ります＾＾！！ (2013年7月21日 15時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - roseさん» ありがとうございます＾＾以前にもコメントしてくださいましたよね？本当にうれしいです♪頑張ります(＾0＾)/！！ (2013年7月13日 8時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
msk(プロフ) - ☆ﾍﾞｸぎゅ☆さん» コメントありがとうございます！！これからも期待に添えるように頑張ります＾＾♪ありがとうございます(^_＾） (2013年7月12日 17時) (レス) id: 43aab33929 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：msk | 作成日時：2013年7月12日 14時
