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42話 ページ44

貴方「え…何で?」



規則を追加していっている高等部生であるはずのサクヤが



中等部生の自分達に食べ物を持って来るなんて、わけが分からない



サクヤ「なんか、うちの会長が色々禁止?してるでしょ?





でも僕さぁ、それ知らなかったの」



「「「え!!?」」」



サクヤの衝撃発言にその場の全員が驚いていた



マタロウ「でも、昨日のは…」



サクヤ「あれも全然知らなかった

急に地面から車出てきてビビってたしww」



ヘラヘラと笑いながら答えるサクヤ



コマ「じゃあ何で中等部の見学に…?」



サクヤ「あ〜なんかライムが中等部に行くって言ってて、

『サクヤも行かない?』って言われて…

それで僕も行きたいなぁ〜って、Aちゃんの事気になってたし!」



そう言うとAに近づいて、背後に立ち、両手でAの手を取る



体勢的にバックハグのような形になりジンペイ達が固まる



A「え?私に会いに?」



当人のAはサクヤの姿が女であるためか、いつものように顔を赤くしない



サクヤ「うんそーだよ♪」



ニコニコとAに返事をしながら答えるサクヤだが



目を細め固まっているジンペイ達を見つめ



サクヤ「ねーAちゃん

僕はこんな格好だけど、男なんだよ?





もっと警戒心持たなきゃ」



Aの指に自身の手を絡ませながら、首に口付けた



貴方「ふぇ!?」



Aはサクヤの急な行動に戸惑い、すぐさま離れようとするが



サクヤに手をがっちりと掴まれ離れる事が出来ない



そんな慌てる様子のAを楽しそうに見つめながら



耳元で声を低くし呟く



サクヤ「こーやって襲われちゃうよ?」



貴方「ぅん!??」



一瞬で顔を真っ赤に染めるAからパッと離れる



サクヤ「あははっカワイーね〜」



悪びれること無く、笑うサクヤに固まっていたジンペイ達が元に戻る



ジンペイ「何やってんだよ!!??」



サクヤ「え〜忠告?この前ジンペイ君がしてくれたみたいなさ〜」



ジンペイ「はぁ!!!??全っっ然違うだろ!!!!」



コマ「殺ってもいいよね??」



マタロウ「コマ君!!落ち着いて!!!

フブキさん!止めるの手伝って!!」



フブキ「ああぁAが2人いる…しかもイチャついてる

ヤバイ天国……我が人生に一片の悔いなし」



マタロウ「フブキさん!!戻って!!そっちいっちゃダメ!!!」



サクヤの爆弾発言と行動により、その場は一瞬でカオスと化した

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作者名:ぽんず | 作者ホームページ:ぽんずワールド  
作成日時:2021年2月27日 15時

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