40話 ページ42
お次に向かったのはモグモグバーガー
ここならさすがに買えるだろう……その淡い期待はあっけなく打ち砕かれる
ジンペイ「えぇえええええ!?買えない!?」
お店の店員さんの言葉にショックを受けずにいられない
貴方「どうしてですか?」
「ごめんなさいね…
『中学生がファーストフードで外食なんて下品だ』ってことになっちゃって……」
店員さんも少々納得いかなそうな顔でそう言った
マタロウ「そんな……」
ジンペイ「次だ!!」
・
次の目的地に向かうA達
Aはみんなに遅れて小走りで曲がり角を曲がる
____ことは出来なかった。
貴方「んっ!?」
何者かに口元を塞がれ、抵抗する暇もなく路地裏に連れて行かれた
貴方「んぅー!!!」
?「静かにして」
必死に暴れ回る彼女の耳元にボソッと囁く誰か
しかしその声には聞き覚えがあった
口を塞がれたまま目だけ後ろにやれば、緑色の髪の毛が見えた
?「僕だよ」
貴方「(……ライム君!?)」
Aの口を塞いだ人物がライムだと分かり、スッと大人しくする
静かになったのを確認しライムも口から手を離した
ライム「乱暴なマネしちゃってごめんね」
貴方「どうしていきなり………
あっ!」
何故いきなり人気の感じられない路地裏に連れて行かれたのかは謎だが
それよりも聞きたいことがあるのを思い出した
貴方「高等部生徒会に入れってどういうこと!?」
ライム「えっ?A、覚えてないの?」
貴方「………え?」
逆に質問で返され思わず驚いてしまう
ライム「昨日言ってなかったけ?キーホルダーを拾った『お礼』がしたいって」
貴方「……あっ、」
ライムの言葉に昨日自分が言った言葉を思い出す
ライム「なんでもいいって言ってたよね?」
貴方「確かに言ったけど………でも、だからって生徒会は」
反論しようとするAだったが、ライムに遮られる
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