39話 ページ41
マタロウ「それだよジンペイくん！」
ジンペイ「えっ？」
マタロウ「これはきっと、豪万蛇って人のしわざだ！」
フブキ「どういうこと？」
イマイチ理解してない皆に、マタロウは分かりやすく説明する
マタロウ「総退学に応じないなら、学園を【過ごしにくい環境】にして
皆が自分から辞めると言うように仕向けてるんだ！」
彼の意図がわかった途端、ジンペイは大激怒
ジンペイ「なんだってぇ〜！？クッソォ〜！！
こうなったら……！！」
貴方「こうなったら……？」
ジンペイ「とりあえず昼飯だ！」←
思わず拍子抜けてしまうA
「「「マイペースすぎ……;」」」
コマたちも口をそろえ、呆れ返りながらジンペイの後についていった
・
そして食堂に到着したが
貴方「何これ……」
ジンペイ「『健康定食始めました』ぁ！？」
コマ「『ほか全部やめました』！？」
壁の上に貼られてる紙に一同絶句
これも間違いなく高等部のしわざに違いない
フブキ「……これが健康定食……？」
配膳皿の上に置かれたのは
上品に束ねられた野菜スティックやトマト、ドレッシング、そして水のみ
マタロウ「野菜スティックだけ………」
フブキ「わしゃウサギか！;」
ボソッと口悪くツッコミを入れるフブキ
ジンペイ「ヘルシー定食♪お腹が減るしー♪ショック！」←
マタロウ「モデルじゃないんだから……」
コマ「これじゃ上品すぎて食べた気がしないよ……」
貴方「これから毎日、昼ごはんこれだけなのかな……？」
ジンペイ「そんなんやってけるわけないじゃん！」
すると何かを思い付いたのか、ジンペイが立ち上がった
ジンペイ「そうだ！購買でおにぎりとサンドイッチを買おう！」
そうして今度は購買部にやってくるが
ジンペイ「『食べ物の販売やめました』ぁ！？」
本来なら食べ物が置かれてるコーナーには全て同じ貼り紙が貼られてあった
「そんな〜！！」と頭を抱えて叫ぶジンペイ
コマ「売ってるのは万年筆、日傘、サンバイザー、オペラグラス……」
フブキ「上品なものばっかり……！」
貴方「食べ物が売ってないなんて……これじゃあなんのための購買部なの……」
マタロウ「それに、食べ物がないなんてやっていけないよ！」
ジンペイ「外に出るぞ！！」
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