21話 ページ22
ジンペイ「アイツがやったのか?!」
貴方「あの感じ………もしかしてマゼラ……?」
ラント「マゼラは消滅したはずだ。まだ終わっていなかったというのか……!」
ラントもやって来て、窓越しからミューゼを睨みながら言う
チアキ「残念ながらそうみたいだね……;」
ノズチカ「感じる気もマゼラのそれに近い。分身だとでもいうのか……?」
今度はジンペイのイヤーカフから音が立つ
ジンぺイは耳に手を当て「えんら先生?」と尋ねる
えんら『すぐに学園長室に来て』
ジンペイ「でも、このままじゃアイツが……!」
えんら『その周辺の生徒の避難は終わっているわ
今は作戦を練ることが先決よ。すぐに来て』
ジンペイ「イエッサー!!」
ジンペイたちは教室を出るが、なぜかライムだけ走ろうとする素振りを見せず
Aが立ち止まって振り返る
貴方「ライム君?行かないの?」
ライム「うん。先に行っててくれないかな?
サクヤも一緒に居て」
サクヤ「え、……僕、Aちゃんと一緒に行きたいんだけど」
ライム「お願い、僕の近くに居て」
サクヤ「分かったよ〜Aちゃん、ちょっとの間バイバイ」
貴方「……わかった!」
一瞬迷うAだが、すぐにうなずきジンペイたちの後を追いかけた
サクヤ「何で僕も道連れなのさ」
ライム「………」
サクヤ「はぁ……」
黙るライムの横顔をこの時ばかりは静かに見つめるサクヤだった
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