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第四訓 ページ6

せっかく"ゾーン"が来たのに銀髪さんを倒す事が出来ず

さらに刀だけでなく私自身も後方に飛ばされた

踏ん張りが利かなかった訳ではないが…………

もっと体重を絞って、筋肉量を増やせばよいのだろうか……



私を蹴り飛ばした銀髪さんは、今度は副長と戦っている

副長の一太刀を避けている……なんだあの人

並大抵の浪士ではないんだろうな

そう思った私の視界の端に、隊長がバズーカを構えているのが見えた



「副長、すいません」
「土方さん危ないですぜ」



私が副長に詫びを入れながらぶつかると同時に爆発音が響いた

倒れこんだ私達の後ろで壁が崩れていった



「すいません、今"ゾーン"なので私の動きに土方さんが付いて来れないと思って
こんな救出方法で」

「…いや、直撃が避けれたから何でもいい」

「生きてやすか、土方さん」



悪びれもせず、煙の中から隊長は出て来る



「バカヤロー!おっ死ぬところだったぜ!!」

「チッしくじったか」

「しくじったって何だ!!オイッ!こっち見ろオイッ!!」

「そんな事どうでもいいでさァ
いつまで葵とくっついているつもりで?」

「あっすいません、重かったですね」

「そんな事!??大事な事だろうが!!!
あと葵!もっと飯食え!!そんなに軽いから吹っ飛ばされるんだ!!」

「え、もっと減らして筋肉量増やそうとしてたのですが…」

「減らすな!増やせ!!」

「それは俺も同意でさァ」

「あの、女性に対して体重を増やせというのは「「いいからもっと食え、上司命令」」…はい」



体重を増やせねばならなくなってしまった…

まぁ増やせば今後簡単に飛ばされる事は無くなるだろうが

これでも一応女の身…少し抵抗感がある

上司命令と言われれば仕方がないが…………



私達が茶番を繰り広げている間に、浪士達はどこかに逃げ込んでしまったらしい

けれども、この短時間でそう遠くには行けるはずがないのでそう焦る必要はない

きっと隠れでもしたのだろう

「逃げられる前に捕まえますよ」と一言2人に声をかけて歩き出した

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作者名:ぽんず | 作者ホームページ:ぽんずワールド  
作成日時:2021年2月7日 13時

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