若とお嬢の夜の暮┊︎闇主ﾊﾟﾛ ページ8
※ビジュだけは青い鳥のTLでちょこちょこ見た、闇主役を1mmも読んだことのない者が書いております。ご了承ください。
ぎらぎらとした光で溢れかえる夜の街。酒やら紫煙やらヤバい薬の匂いやらが流れる街の一角に、煌々と明かりを灯す店舗が一店。
一見さんお断りのこちらの店、勤務しているホストやキャバ嬢は皆一流のもてなしが出来る者だけである。
一見さんお断りの所以がきちんとある店であった。
ここには有名な嬢がいた。No.1キャバ嬢と名高いその者の名は＿＿
「マシロさん、ご指名です」
『はぁい』
このマシロという源氏名の女、名が体を表しているような女だった。
輝くような白髪がその最大の理由だろう。長い前髪は綺麗に流しており、左目を隠している。しかし野暮ったいような印象はなく、妖艶さを強めているだけに留まっていた。
他にもきめ細やかな柔らかい白い肌やら、色々あるが、詳しく話すのは避けよう。
とりあえずこの女、文字では足りない程美しいとでも思ってくれれば良い。
『こんばんはぁ、サワタリさん』
「おぅおぅマシロちゃん！」
指名された客の元へマシロが行けば、赤ら顔の中年男がいた。ご機嫌そうに酒焼けした喉を鳴らしている。
ふんわりと笑ったマシロは、サワタリの横へ腰を下ろした。マシロの纏うBVLGARIのオ･パフメ オーテヴェールの淡い香りがサワタリの鼻腔をくすぐった。緑茶の香りからインスパイアを受けたこの香水は、美しい大和撫子にこそ似合うと言えるだろう。
そんな淑やかで美しい女が隣にいることに、サワタリは益々機嫌を良くした。
「相変わらずマシロちゃんはべっぴんさんやなぁ」
『まぁまぁ…。サワタリさんはほんに上手な方やわぁ』
はんなり花のように笑ったマシロにつられて、サワタリも鼻の下を伸ばした。
そんなふうに和やかな雰囲気が流れる中、お酌をして、会話をして、夜は更けていった。
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ぽんず(プロフ) - ゆゆしきさん» んふふ。照れるネタ考えたんだから、せっかくだしぶち込め！精神で書きました。文章綺麗はまじで嬉しい褒め言葉ですありがとう。どんどん解像度上げてってもろて。 (7月24日 22時) (
レス) id: 1d8d6127fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - たじろぎレアちゃん本当に珍しくてこっちが死にそう、本当に文章綺麗でレアちゃんの解像度が私の中であがってきててとても嬉しい (7月24日 22時) (レス) @page4 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
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