煙┊︎漢祭 ページ5
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アルコールの匂いが充満する部屋。騒がしい声が部屋中に響いている。
今日はメンバーと集まって、オフ配信をしている。
既に出来上がりつつある奴が数人いるのをぼーっと見ながら、ちびちび焼酎を飲む。水で割って味が薄まってはいるが、喉に来る刺激は強い。いい具合に酔える刺激。
みんなと飲むのは楽しいが、酔ったこいつらは面倒な事この上ない。ダル絡みを適当にあしらいながら過ごす。
信頼はあれど、彼らの前で自分を無くす程酔う訳にもいかない。ちゃんとセーブせな。
「Aさん干し芋要ります？」
『え、要る要る』
ショッピに差し出された干し芋を受け取って、もそもそ食べる。ねっとりとした甘さが噛むたびに出て来て美味しい。
なんでこれを鍋にぶっ込まねばならないのか。こんなにもったいない事をして楽しむなんて、本当に人間は惜しい事をする難儀な生き物だ。
「オ"イ！材料つまみ食いすな！！」
『ちょっとくらいええやろぉ』
遅刻魔チーノと共に闇鍋へ材料を入れているロボロが怒鳴る。美味しい状態のうちに味わいたいから許せ。
ロボロのお説教を聞き流しながら食べ続けていれば、ショッピが大先生に呼ばれて行った。なんとなくその様子を見守っていれば、大先生はショッピの吸うタバコの副流煙を欲しているらしい。
ちょっとした罰ゲームで禁煙するだけなのに、そこまでしてタバコを感じたいのか。
わざわざ大先生のために普段より深くタバコを吸っているショッピと、待ちきれない様子でいっぱいの大先生。中々に面白い光景を半笑いで眺める。
「A〜干し芋取って〜」
『んー』
ショッピが置いていった干し芋の袋をシャオロンに渡す。ぽわぽわした様子で受け取る彼に、持っているコップを落とさないか不安を抱いていれば、「Aちゃーん」と今度は大先生に呼ばれる。
顔を向ければ、何やらご満悦の顔をしている大先生がいる。
『なに？』
「Aちゃんの副流煙も吸わして」
『え、嫌』
「即答せんでよ…」
ショッピの副流煙で涎を出したらしい大先生は、まだ物足りないのか私にもおねだりしてくる。絶対に嫌なんだが。
「ねぇええちょびぃっとでええからぁ」
『私がタバコ辞めたん知ってるやろ…』
「一口くらい大丈夫やって」
『嫌なもんはいや〜』
大先生のためだけに辞めたタバコに手を出すつもりは全くないので、断固拒否する。「ちゅめたい…」とすごすご去っていく彼に、ヤニカスは大変だなぁと雑な感想を思い浮かべた。
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ぽんず(プロフ) - ゆゆしきさん» んふふ。照れるネタ考えたんだから、せっかくだしぶち込め！精神で書きました。文章綺麗はまじで嬉しい褒め言葉ですありがとう。どんどん解像度上げてってもろて。 (7月24日 22時) (
レス) id: 1d8d6127fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - たじろぎレアちゃん本当に珍しくてこっちが死にそう、本当に文章綺麗でレアちゃんの解像度が私の中であがってきててとても嬉しい (7月24日 22時) (レス) @page4 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
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