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「総統に報告は…？」
「ちゃんとしたもーん」
質問責めに飽きたのか、ぶーっと頬膨らませながらそう言うオスマン。ここだけ見ると、我が国の交流関係を一任している幹部とは思えない。
「Aちゃん今失礼な事考えてるやろ」
『…被害妄想やわ』
なんでもお見通しなとことか、こうして図星を突いてくるとことか、出会った時からやはり苦手だ。
文句有り気にこちらをじとーっと見つめるオスマンから、少し目を逸らしながらそんな事を考える。
そんな私達2人を不思議そうな顔で見つめていたエーミールだが、はっとしたようにオスマンに詰め寄る。私としてもオスマンが何故彼の事を呼んだのか気になっていたので、逸らしていた目を彼らに戻した。
「Aちゃん今日一日貸して欲しいねん」
『なんで？』
オスマンの口から飛び出した言葉に心の底からの疑問をぶつければ、「だからお茶会したいって言うたやん」と返された。私は一回も『行く』なんて言ってないし、行きたいという意思も見せてないはずなのだが。
「Aさんを、ですか…」
『ダメって言うてエーミール』
「ちょ、なんでそんな事言うんAちゃん」
オスマンと出掛けて、着せ替え人形がごとく服屋に連れ込まれ心的疲労を負った記憶があるため、断りを入れたかった。出掛けて疲れるくらいなら、仕事をして疲れる方がいい。
エーミールに懇願の目を向けるが、口をもにょもにょと動かすだけ。優柔不断な教授様は求めていない。
私とオスマン2人からじぃと見つめられて、結局エーミールが折れたのは。
「…Aさん、今日は…休養日で、」
『エ〜ミ〜ル〜〜〜』
「すみません…」
オスマンの方が眼圧が強かったらしく、私は生贄に捧げられた。御免被りたいが、隣にいるオスマンは既に私の腕に自身の腕を絡ませてにっこり笑っている。そりゃあもう、にっこりと。
腕を引き抜こうとしても、その顔からは想像できないくらいの力でぎち、と掴まれているためどうにもならなかった。
「さ、エーミールから許可も下りたことやし、早速お出かけしようや」
『いや、まだ準備…』
「デートしながら服屋さん行けばいいめぅ〜」
そのまま立ち上がらせられて引き摺られるように連れて行かれる。周りの一般兵からの視線が突き刺さってきてひたすらに不満が募った。
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ぽんず(プロフ) - ゆゆしきさん» んふふ。照れるネタ考えたんだから、せっかくだしぶち込め！精神で書きました。文章綺麗はまじで嬉しい褒め言葉ですありがとう。どんどん解像度上げてってもろて。 (7月24日 22時) (
レス) id: 1d8d6127fe (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆしき(プロフ) - たじろぎレアちゃん本当に珍しくてこっちが死にそう、本当に文章綺麗でレアちゃんの解像度が私の中であがってきててとても嬉しい (7月24日 22時) (レス) @page4 id: 8adc159d64 (このIDを非表示/違反報告)
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